月海夜 25

「どうやらここのようだな」
 運良く荷を運ぶ途中だった馬車に乗せてもらうことが出来た二人は、目的の地である牧場の前で降りた。
「日暮れ前に間に合って良かった。さ、行くぞスピードワゴン」
「ったく、せっかちなんだからよお。一体何をそんなに急ぐってんだよ」
「善は急げ、じゃ。走れ走れ!」
 基本的にツェペリの行動は早い。常に足取りは軽く、積極的だ。それは彼の人生の目的が明瞭だからだろう。石仮面を破壊するという宿命が故にツェペリは動いている。そして、石仮面に運命を翻弄されたものを救いたい、という彼の願いもあるのだった。

 倉庫の戸を閉める中年の男が二人に気づくと、怪訝そうに上から下までじろじろと見回した。
「なんだね、あんたらは。こんな所に何か用か?」
 明らかに不審な二人組みに、男は突き放すような視線を投げつける。
「ある娘さんに話を聞きたくてね。名はポリーと言うらしいのだが」
 ツェペリは紳士らしく挨拶をし、落ち着いた声で男に尋ねた。娘の名を口にすると、男の眉が僅かに上下したのをスピードワゴンは見逃さなかった。
「さァ、知らんな。直に日が暮れるぞ。とっとと帰りな」
 道具を担いだ男は、ぶっきらぼうに二人をあしらうと、のしのしと歩き出してしまった。
「おっさん、あの親父さん、知ってて言わないつもりだぜ」
 スピードワゴンは、ツェペリに小声で伝える。勿論、そんなことはツェペリにも見抜けていた。
「名乗りもせず、失礼した。わたしはツェペリ男爵、こっちの若いのはスピードワゴンと言う。わたし達は、ジョジョ……ジョナサン・ジョースターの知り合いです」
 ジョナサンの名前を出した途端、男はくるりと二人に向き直り、ツェペリの正面に立った。
「ポリーさんにお聞きしたいのは、ジョナサンに助けられた日のことです」
 ツェペリは先ほどより慇懃な態度で男に聞いた。しばらくその場に黙って立っていた男は、家の戸を開け、二人を手招きする。
「ポリー、いるか?」
 返事があり、しばらくすると奥から若い娘が出てきた。娘は見知らぬ男が二人いることに驚いた顔をしていた。
「お父さん、この人たちは?」
「ジョースターさんの知り合いだ。おまえに聞きたいことがあるそうだ」
 娘は少し怯えて二人を見遣ると、椅子に腰掛けた。二人も男に促されて、そばに並ぶ椅子に座った。
「突然押しかけて申し訳ない。手短に済ませるので、覚えていることを全て聞かせてほしい」
 娘は横目で父親を見て、気まずそうに肩をすくめた。

 ツェペリが娘に確かめたことは、三つだ。
 まず首筋に残っている傷。やはり四本の指の痕であり、吸血鬼の仕業である証拠だった。
 どこで疵を受けたのか、ということ。それはディオの住まう石館であった。娘曰く、あの館にいる時は不思議と恐怖心はなく幸福すら感じていた、のだそうだ。
 覚えていることはあまりにも少なく、気がついた時には父親の腕の中におり、暖かな光に包まれて目を覚ました。まるでお日様の下にいるみたいにあったかかったと、言った。    
 娘の証言による情報はこれくらいだった。
 男の妻に出された茶を一口飲むと、ツェペリは礼を言った。滞在していたのはものの数分だった。家を出ると、去り際に男は二人に言った。
「ジョースターさんにまた遊びにきてくれと言っておいてくれ。よろしく頼むよ」
 余程ジョナサンは信頼されているのだろうと、男の朗らかな笑みを見て二人は確信する。

 この季節は、日が沈むとあたりはすぐに闇に包まれてしまう。スピードワゴンは宿から借りたランプに火を点けた。自分たちの周りくらいしか照らされないが、無いよりましだろう。落ち葉を踏みしめる軽快な音が二人の足音を知らせた。
「おっさん! あの娘に話を聞いて、何が分かったんだ?」
 実の所、ツェペリがポリーと話している間、スピードワゴンは口を挟みたくって仕方がなかった。おせっかい焼きな性分というのは、どこにでも首を突っ込みたいという意味でもあるからだ。ぐっと堪えていたのを、ようやく解放出来て少し興奮気味だ。
「予想通りと言えば、予想通り」
「何だよ、勿体ぶるなよ!」
 ランプを持った手を振り回したので、灯りが左右に揺れる。ツェペリは、ふっと口元を緩めた。
「彼女を襲ったのは、ディオに間違いないだろう」
「……そうか」
 何故かスピードワゴンはショックだった。そしてショックを受けてしまった自分にもショックだった。ディオは忌むべき存在ではあるのだが、ジョナサンの心情を思うと、頭の片隅で違っていてほしいと願っていたのかもしれない。
「それと……ジョジョの波紋の力は、わたしの想像の遥か上をいくものだ」
「どういうことだ?」
「ジョジョの力は、わたしが無理やりにこじ開けたが、彼はその力を既に自在に扱えるのかもしれん……! これは驚くべき事実だよ」
 ツェペリの声がかすかに震えているのに、スピードワゴンは気づき、そっと彼の顔を見た。口元はゆるくカーブを描いている。
「仙道と石仮面、波紋エネルギーと吸血鬼……光と闇……ジョナサンとディオ……表と裏……」
「おい、おれにはさっぱり意味がわからねえ!」
「ジョジョの波紋の力の可能性だよ、スピードワゴン! あの力があれば、世界は救えるだろう!」
「え……ええ?」
「そう、つまり……ディオも!」
「う、え……えええ!!??」
 スピードワゴンの驚愕の叫び声は、山間の木々を揺らす程だった。


 休もうと思っても、体が言う事を聞かない。足が止まらないのだ。
 ジョナサンは汗をかいて、早足で森をさ迷い続けている。人のいる気配がすると、足は自動的に方向転換して、逃げるように奥へ奥へと進んでいった。
 獣のような行動をしている。それも手負いの動物だ。人間の気配に怯えて、自然の中に身を隠しているのだ。
 誰にも会いたくない。会えない。どうすることも出来ない。
 暗い思考に落ちた心は、浮上することもなく、深い夜に閉ざされてしまった。
「……ッうわ!」
 行き成り、ダークグリーンばかりだった視界が開けて暗紫色の空と満月が目の前に現れる。
 足を滑らせたジョナサンは転がり落ちてしまった。下ばかり見て悶々と考えこんでいた所為で気がつけなかった。辿り着いたのは町の南 断崖絶壁と聞いていた海の方面だったのだ。
「イテテ……」
 てっきり岩ばかりと思っていたのだが、話とは違う。手や肌に触れているさらさらとした感触にジョナサンは気づいて顔を上げた。
 黄金色をした砂にジョナサンは囲まれていた。あたりには小さな海岸が広がっていた。目の前一面に、とは言えないが砂浜には違いない。
「へえ、……何だか不思議な場所だな」
 切り立った岩山に隠されるように存在している砂浜は、ジョナサンの足をやっと止めてくれた。
 波の音は穏やかに繰り返し、ジョナサンはしばらくその場に座り込んでいた。
 そばには手作りの小船があるが、すっかり古ぼけている。いつか少年だった頃の誰かがここを秘密基地のように使っていたのだろう、とジョナサンは目を細めて見た。
 岩山の隙間から、優しいミルク色をした丸い月が淡い光を放っている。
 夜になると。月を見上げると。ふとディオの声がする。ジョナサンを求める声が、今にも聞こえてくる。
「ディオ……」
 呼びかけに応えるように、ジョナサンは声に出して名を呟いてみる。体が止まれば、思考は動き出す。いつだって思うのは、ディオのことばかりだった。
 どうしているだろうか。早く帰らなければ。自分が居なければ、またディオは人を襲ってしまうかもしれない。今度こそ、誰かを殺してしまうかもしれない。
 使命感と言えば聞こえは良い。だが、ジョナサンの真実はそれとは違っている。だから、ジョナサンは躊躇ってしまう。動けなくなってしまう。
 自らの愚劣さに嫌気が差してしまっている。
 いつまでもこうしているわけにもいかないと、自分が一番分かっていても、ジョナサンは起き上がれずにいた。
「ディオは、ぼくのこういう所が嫌いだって言ってたっけな……」
 ふと思い出された少年時代の記憶の中に、襟足の長い金髪のディオがいる。
『君はそうやってグダグダと悩むのが趣味なんだな。つくづく呆れるよ。時間はもっと有効的に使うべきだ。大体君は普段の行いからして、無駄が多すぎる。ぼくはそういうの大嫌いだね』
 脳内に簡単に再生できるので、ジョナサンは思わず苦笑いしてしまった。子どもの時から、ディオは変わってない。何でも明け透けに言い、損得を計算して行動し、何より実行力と行動力、それに生命力逞しい少年だった。生まれ育った環境の違いもあるだろうが、ジョナサンとディオは正反対の位置、まさに対極にいる人間だった。
 ディオがジョースター家にやってきてから、ジョナサンの人生、運命はかき回され、めちゃめちゃになってしまった。
「今ここにぼくがいるのも……ディオを追いかけてきたからだ。もし、ディオが居なければ、ぼくはここでこんな風景を見ることなんて無かったんだろうな……」
 岩山は奇妙な形でえぐれていて、丁度ジョナサンが寝転んだ場所に円を描いている。それが額縁のように見え、その真ん中には月がある。自然の作り出した素晴らしい絵がジョナサンだけのものだった。
 意識をしなくても自然と波紋の呼吸をしているジョナサンは、腹に置いた手からエネルギーを発していく。その力が傷付いた身を癒していった。肌の表面についた細かな傷は僅かな力だけで消えていく。
 決断すべき時は迫っている。ジョナサンには一か零しかない。自分には永遠は無いのだ。悲劇を生み出される前に、ジョナサンはこの手で全てを終わらせるしかないと思った。


「君は後から来なさい」
 スピードワゴンは、のけ者にされたような気分だった。ツェペリは一時間ほど前にそう告げると、行き先も教えずにどこかへ行ってしまった。
「そりゃあ、おれは波紋って力は使えねえしよ……、役に立つかどうかは知れねえけど、おれだって、どうにかしてやりてぇって気持ちは人一倍あるんだぜ」
 ぶつぶつと文句を垂れて、パブのカウンターに座って時間を潰している。尤も相手をしてくれるのは店主だけで、女給の娘は他の接客をしていた。
 頭上にある時計を見ると、時刻はそろそろ一時間経とうとしている。
「おっと、こうしちゃいられねえ」
「あ、ちょっと兄さん!」
「あとで戻ってきたら払うからよー!」
 帽子を手にするとスピードワゴンは弾けるように店の戸を開いて飛び出して行った。

「そろそろ来ると思ってたよ」
 スピードワゴンは自分に向けられたと思って、ツェペリに声をかけようとした。だが現れた人物によってそれは彼に放たれたものと知り、足を止めた。
「ジョジョ」
 妙に緊迫した空気があたりをぴりぴりとさせている。スピードワゴンは、心音が嫌でも騒ぎ始めるのを抑えられなかった。
 ディオの居場所である石館の裏にある墓地だ。ツェペリとディオが戦った場所だった。
「ジョジョ、おまえさんがここに来るのは分かっていた。おまえは実に分かりやすい。大方、正面から行けば、わたし達に見つかると思って裏から回ったんだろう」
「……いいえ、そんなことは……」
 ジョナサンは汚れた頬を拭う仕草をして、戸惑いを隠していた。やはりツェペリの予想は当たっていたのだろう。
「ジョジョ……おまえは波紋の力が何の為にあると思っている?」
 ぴっとツェペリは人差し指を立てて、天を指した。揺らがない眼は、冷たくもなく温かくもなかった。
「吸血鬼を、倒すためです」
 真っ直ぐに立つジョナサンは、正しい答えを躊躇せず言った。しかし、その言葉には一切の感情が含まれていなかった。
「そうだ、その通りだ、ジョジョ。我々は吸血鬼を倒すため、石仮面を破壊するためにこの力を得ている。わたしは君が自分の手でディオを倒すと言ったから、波紋を教え込んだのだ。ジョジョの今の力ならば、いつでもディオを倒せる筈だ。それだけのパワーがある……何をグズグズしておるんだ」
「分かっています……でも……」
 またジョナサンはあの時のように唇を噛み、その先を言わずにいた。
「君がやらんと言うなら、わたしがやろう」
「いいえ! ……いいえ!」
 ツェペリは冷静だった。逆にジョナサンは額に汗をかき、取り乱し始めている。
「何故だ、ジョジョ」
「いいえ……いいえ、ぼくは……ディオは……ッ」
「絆されているんじゃあないだろうね?」
 汗が、ぽたりと地面に落ちた。ジョナサンは噛んでいた唇を開き、頭を振った。
「ぼくは……、ディオを……、殺せません……!」
 振り絞るような声だった。聞いている方が胸を締め付けられる、痛ましいものだった。スピードワゴンはただ、ふたりの会話を聞いていることしか出来ない自分が歯がゆかった。
「仕方のないことだ、君はついこの間まで共に家族として暮らしてきたのだからな」
 ツェペリはジョナサンを落ち着かせるように宥めて言った。
「違います! そうじゃあないんです……ッ!」
 肩に置かれたツェペリの手を取って、ジョナサンは必死に訴えた。恐れる子どものようにジョナサンの瞳は哀しい色をしていた。
「君はその目で見て、確かなのだと理解している。あの男はもう人間では無いということを。共に生きてはいけない、存在してはならないものなんだ」
「もし、ディオが過ちを犯そうとするなら……ぼくが、彼を止めます」
 ツェペリは静かに首を横に振った。
「無理だ。人は老い、そしていつか必ず死ぬ。人間には限りがある」
「そうなる前に、……ぼくはディオと死にます」
「……ッ、何で! あんたがそこまでしなくちゃあならねえんだ!」
 身を潜めていたスピードワゴンは居ても立ってもいられず、その場から飛び出していた。ジョナサンを『お人好しの大甘ちゃん』だと認識していたが、まさかここまでだとは思っていなかった。
 善い人間だと認めるからこそ、そんな生き方はして欲しくないと、祈ってしまうのだ。
「スピードワゴン!? 君も来てたのか……」
「あんた達はどこまで甘いんだよ。どうして自分を犠牲にするようなことしちまうんだ……おれはそんなの認めねえ……ッ!」
 ジョナサンの肩を揺すって、スピードワゴンは怒りと悲しみの入り混じった顔つきをして責めた。
「ありがとう、スピードワゴン……だけど」
 それまできつく固まっていたジョナサンの表情が、急に力が抜けて柔らかくなった。薄く微笑みが浮かぶ。
「ぼくは、ディオを愛しているから」
「ジョースターさん……!」
 言って、初めてジョナサンは胸の中を巣食っていた痛苦から解放された。
 愛を意識してしまった時点で、もう既に相手を愛している。とっくにディオのことを深く愛していたことに、自覚が追いつくのが遅いくらいだったのだ。
「人は、ぼくのいいところを褒めてくれます。ぼくを好きだと言ってくれた人は、ぼくのきれいな部分を見て、それを認めてくれていました。でも、ディオは、ディオにはぼくの一番醜く、汚い所を見せられるんです。格好悪くて、情けなくて、酷いぼくを……彼はぼくのそここそが愛しいと言ってくれました」
 本性を曝け出し合った日々が思い返される。するすると自らの素直な思いが言葉となって、溢れ出していく。ジョナサンは自分自身の内側から湧き出る不思議な穏やかさを感じていた。
「そう言ってくれた時、言われた時、ぼくは恥ずかしくて居た堪れなかった。苦しくて消えたくなったのに、母のおなかの中のような、生命すべてを預けたような安心感を、幸せを教えてもらったんです」
 神への懺悔のように清く洗われた告白だった。抱え込んでいた気持ちが、許されていく気がした。
「そうか。よく分かった」
 ツェペリは、うんうんと頷き、反対方向に顔を向けた。スピードワゴンとジョナサンは、ツェペリのわけの分からない行動を見守るしかない。
「なあ、ディオ。おまえさんはどうする?」
 声をかけた方向には樫の木が立っており、後ろから現れた影には、見慣れた金の髪があった。金髪は風に吹かれてゆらゆらと影を揺らした。
「ディ、ディオ……ッ!? 今の……全部、聞いて……ッ!?」
 月を背にしたディオの顔は薄暗く、ジョナサン達には様子が見えない。しばらく立ち尽くしていた影が、こくりと頷いて、ジョナサンは血液が顔面に集中するのが分かった。
「わたしとスピードワゴンは、君の愛の告白の証人というわけだ」
「えっ……? 何で、あの……」
 状況が飲み込めないジョナサンはディオとツェペリとスピードワゴンを順々に見て、狼狽えた。
「ジョジョ、君がいない間、我々はディオに戦いを挑んだ。勿論、わたしは本気でディオを倒そうとした」
 どきりとジョナサンの心臓が大きく弾んだ。ツェペリが冗談で言っているのではないと分かったからだった。
「勝負はあっという間についてしまった。彼の力は圧倒的だった。わしは負けを認め、死を覚悟した」
「ツェペリさん……」
 なら、何故こうして無事なのだと、ジョナサンは目線で問いかける。
「だが、とどめは刺されなかった。理由はひとつだ。ディオにはジョジョ、……君がいるからだ」
「ぼくが……?」
 ディオの方を見上げて、ジョナサンは目を凝らした。ディオは視線を外しているような気配がした。
「ジョジョが、悲しむと思ったから。そうだろう?」
 ツェペリはディオのいる方へ声を飛ばすと、影は大きく揺れた。
「黙れ、呪い師め!」
 吐き捨てるようにディオは叫ぶと、踵を返してしまった。
「ディオ……ッ! 待ってくれ!」
 ジョナサンは、走って追いかけて行った。二人の姿はすぐに夜の暗さに隠され消えてしまう。
「さァて、わしらのすることはもう無いな……ん? どうしたスピードワゴン」
 この中で最も衝撃を食らっていたのは、スピードワゴンだった。足に根が生えたように、その場から動けずにいる。
「おれ……何かショックを受けちまってよ……いくら世界中を旅したって、まだまだおれの知らない驚くことがあるんだな……」
 どこか寂しげにスピードワゴンはぽつりぽつりと言うと、肩から脱力をして腹の底から息を吐き出した。
「ツェペリのおっさん、おれもう一回、色々勉強しなおしてくるぜ」
「ホッホ、何だかアンタいい顔になったじゃあないか。まあ、あとはジョジョが何とかするじゃろ。ひとまず世界の平和は約束された、めでたいことだ、祝杯をあげよう!」
 ツェペリは明るく戯けた動作でスピードワゴンの背を叩いてやった。
「おごりですか!?」
「君のね!」
「ええー!?」

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