港町のそば
- 2018/08/13 19:04
- カテゴリー:雑記
バナナフィッシュを全巻読んだ。
アニメが始まるという話を知ってから、漫画を読もうと決めていて、ちょこちょこ集めては、1~2巻あたりまで読んでいたのだが
なかなか読み進められなかった。
たまたまアマゾンプライムでアニメを3話くらいまで見て
何か色々違和感があるなあと思っていた時に
原作ファンのツイートらしきものを見かけたのだった。
あの作品を現代を舞台にしちゃイカン!という意見だった。
私は、作品の話も、キャラクターもよく分からない状態だったけど
その意見には、何故か納得したのだった。
キャラデザが現代的に(このへんは商業的に致し方ないのだと思うけど)なっているのも、妙な感覚だった。
やっぱり漫画読もう!と決めて
この一週間くらい(後半はこの1~2日で)読み切ったのだった。
元々、漫画好きの間では有名すぎたし、昔からタイトルと印象的なコミックスのデザインはよく目にして耳にしてきた。
読むべき話だ!と言われている作品だったし、いつか読みたいなと思っていた……そんなものはほんと沢山あるんだけどね。漫画に限らず、映画や小説、ゲーム…色々。
本編の最終話を読んでも
「???」
という感じで、頭の中が白いもやにかかってるような気持ちだった。
アナザーストーリーである光の庭を、読み切ったあとに
号泣とまではいかないものの、じわーっと涙が垂れてきて
「ああ、そうか……」と一人納得したのだった。
誰に感情移入するのか? 第三者的目線なのか?
あまりにもハードな本編がスピーディーで、理解と感情が追い付かなかったのが、最後の「その後」の話を読んで悲しみがやってきたような、そんな思いがした。
私は多分、英二の視点からアッシュを視ていたんだと思う。多くの読者もそうであると思う。
だから、アッシュがあんなにも魅力的でもあり、時に弱く、少年の姿に見えたのかもしれない。英二の目を通して見るアッシュの素直なままを見れたから。
読了後、昔、ピクシブでたまたま読んだバナナフッシュの二次創作(BLじゃないよ)を探して読んでみた。
原作を知らないまま読んだ時とは違う気持ちになったのだった。
萌えというよりも、腑に落ちる。知らなかったことを知れるような、わずかな爽快感がある。
所で、ブランカの声優が森川智之さんだと知って
「あ、ああ~~~」(膝打ち)「ああ~~~~~~!!」(頭抱え)
ってなった…。優等生すぎる配役……ッ!ジャストミートですよ……
読み終わったあと、キアヌ・リーヴスとリヴァー・フェニックスの二人がふと頭に浮かんだ。
キアヌがリヴァー・フェニックスのスニーカーを履いてるというエピソードが好きだ。今でもそうなのかな。