恋を失う
- 2018/02/23 03:04
- カテゴリー:海アテ(YGO)
失恋は自分を失うこと
ブロークンハート
心が壊れる、割れる、ちぎれる、折れる、くだける、粉々、ばらばら
ううむ…
私が好きになるのは、絶望に立たされる人や、失う人、一方的な思いを真っ直ぐに向ける人
それは、片思いであったり、失恋の経験にも似ている。
攻めでも受けでも。
でもどちらかと言えば、攻めが、そんな人の場合が多いかも。
「恋」、とひとくくりにしてしまうにはあまりのも安直すぎるけど
海馬くんは、恋だったと思う。
闇遊戯(アテム)に失恋して
アテムと結ばれた……という感じでしょうか。同じひとりの人間ではあるけど
闇遊戯には失恋してる、という解釈、しっくりくるでぇ。
人は傷付いて、恋を失って、大人に成るのねん…
少年は青年へと成長していく…ハァ……
たとえ同じ人間であっても、一度失恋している、という経験があるのとないのとは、全然違うよね。
失う恐れを知るのは、真の強さになるな。
ちょっと前に、虹(ラルク)の歌中の台詞を書き出しましたね。
「記憶の天秤にかけたひとつの傷が釣り合うには、百の愛を要する」
「けれど心は海岸の石のよう 波にもまれ 沢山の傷を得ることにより 愛は形成されてゆく」
海馬くんの心に得た傷は、アテムの愛を欲する
その愛は、多くの傷を経たからこそ、成されるものである
スゲー要約すると、
ひとつの愛は尊いものです!
ってこと~!?(アホの見解~)
たくさん傷付いた者だからこそ、ひとつの愛の意味、大事さが分かるのだと思う。でも傷付けば傷付くほど、偉い、良い、凄いってわけじゃあないよ。
でもきっと、多くの痛みを知っている人こそ、愛の重さを心得ているのは確かだ。
何故愛せるのか
何故、自分以外のものに心をそそぐのか
大事に想えるのか?
はじめに、きっかけがあったからだ。
与えられたから、始まった。
その与えられた人も、また誰かから貰っているからだ。
原初の愛は、どこからだろう。
人の子は、母から与えられるものだろうか…。
若干、宗教感が出てきますけど
母の愛、として考えるのが原初だとしたら、
アテムに母性みを感じるのは、
そういう意味を含んでいるのかと…思ったり思わなかったり
つまり海アテは、全てのはじまりだと言いたいのか?ン?え?
またこんなオチですか。
脳みそアッパラパ~だね!
家庭板の有名コピペで、凄い好きな文章があってね
すべての母親に通じる、とような文章
もちろん、この世界の母親がすべて善人ではないのは分かっています。
子を殺す親、子を痛めつける親、子を虐める親がいるのも悲しい事実ですけど。
そういう血の問題ではなくて、もっと大きな…、命の存在としての「母」として捕える文章。
「あなたの幸せが なにより私の幸せです」
という結びで終わる。
大きな愛、そして存在、そんな風にアテムに母性を考えてしまうのは
彼の最後のカードが「ホルアクティ」であることや、
人々にとっての太陽や、神として君臨すること。
そんな要素が全て絡み合って、母として見えるのかもしれない。
闇遊戯としてのアテムには母性みはあまり感じられないので、やはりアテムとしてだけの萌えかな。
16歳の少年であるというのも、萌えなんやな…。