ああ~……遊戯王
全巻とジャンプ読み切り、読破いたしました……
もうね……
もう…………
心が疲れました!!
でも、良い疲労感なんです。
ドキドキしたり、ときめいたり、感動したりして、感情が揺さぶられっぱなしで、本当に心が忙しい8日間でした。
原作が8年連載していたので、私は、その一年一年を一日ずつかけて過ぎていったんだ。
以下、だらだらと思い出話しつつ、感想をグダグダ書きます
脳内そのままなので、まとまってません
25歳を過ぎたあたりから、何故か漫画を読むスピードが遅くなり(小説はそうでもないのに)、
「だんだんこうやって二次元から離れていくのかな」なんて思ってました。
遊戯王は、それ以上に読むのが遅かった。こんなに時間がかかるのか!?と思う程、読むのに時間かかった。
二次元から遠退いていってるのではなくて、今までの自分がいかにテキトーに本と向き合っていたのかと思い知った
元々、漫画を読むのは二度楽しみたいタイプだったので、
一回目は流し読みして、二回目はじっくり読む、というスタイルで楽しんでた
今もそれは変わらないんだけど、読むのが遅いって感じるようになったのは
集中したい作品に対して、真剣に取り組むようになった、だけだったようだ。
子供の頃は、とにかくたくさんの漫画が読みたかったから、速読の癖がついてたみたい。で、しかも大して内容を読み込んでいないから、早かっただけ。
つまり、大人になったってことなんだ……そうだね……
映画から入った人間としては、結末を知ってから、物語を読み進めることになっている
先を知ってしまっているのは、楽しみが半減しているような気もするが
その終わりを目指して読むのは、このくらいの年齢になると、安心感があっていい。(ハラハラするほうの動悸は堪えるんじゃ)
重要な部分も全部知った上だったけど、上辺だけしか知らないから、
「ああ、そうだったんだ」と納得しながら読めて良かった
やっと、全てを理解した上で映画を楽しめるとなると、金曜日が待ち遠しくて仕方ないです(結局コメンタリー前に見に行けないみたい)
遊戯王も、ネット上で有名な台詞とか、シーンとかたくさんあって、知ってるけど知らない(見えるけど見えないものwみたいな…)ことがいっぱいあって
その元ネタが分かるのも楽しかった
これ、ジョジョの時と同じ面白さだ…(私が知ってるジョジョネタも、1部ネタが多かった(逆に考えるんだ~、何するだ、ズキュゥゥゥン、しびあこETC)から)
トムの勝ちデース!とか、腕にシルバーとか…www
連載当時…、96年~04年って、ジャンプ買ってた
早売りジャンプ買いに自転車走らせてた頃だと思う
でも、読んだ記憶が全然ない
遊戯王は初期の話(学園編)はなんとなく覚えてる…
ジョジョもそうなんだけど、ほとんど覚えてないんだよね。週刊少年ジャンプ買ってて、私は何を読んでいたんだろう…?ハンターハンターとテニスは読んでたのはしっかり覚えてる。
そもそも、カードゲームというジャンルが、当時の私にとってハードルが高かった
ルールが分からないし、「カード」ゲームなんでしょ?って偏見を持ってた
連載当時は、学校やオタクショップ、カードショップでも、そこら中でデュエルしている男子がいて、夢中になって遊んでる彼らを遠巻きに見てた
遊戯王=カードゲームのイメージが強すぎて、漫画そのものの魅力に気づけなかったんだと思う
でも今やってるアニメの再放送を見ると
「あれ…CMアイキャッチジングルの音……めっちゃ聞き覚えある……いや、見てたな……これ見てたわ!!」
と私も記憶を取り戻すのだった。
あんまり激しくオタクの活動はしてなかったけど、無意識のうちに、アニメを見てたんだと思う
漫画は読まないけどアニメは見る…というか、テレビつけてアニメやってたらチャンネルをそこにしておくという数十年の習慣だったのだろう…そこで聞いた音がずっと頭の中に残っていたんだ
遊戯王アニメは、いろんな意味で有名だったので、強烈なほうのイメージがついてたんだろうね
あと、風間くんが遊戯の声優だってことも、やたらと記憶に残ってた
印象的だったのかも
初期はひどい演技だったらしいですね
今やってる再放送はバトルシティ編なので中盤、かな?違和感はほとんどない
あと海馬社長の津田さんも初期と後期では違うって聞いたけど、
声の聴き比べしたいから、アニメも一話から観たいな
風間くんの遊戯の演技も、津田さんの海馬の演技も、すっごい好き
あまりに声が聞きたくて、動画漁ったりした…再放送を録画したので、今はそっちを繰り返しみるぞ
リマスター再放送を録画した最初の回が「オシリスの天空竜」だったんです
やたらと作画が美しかったので、EDのスタッフロールを一所懸命見たんですけど、作画監督の名前がないんですよ!どういうことやねん!?
で、検索したらやっぱり作監、「加々美さん」でした!やはりか!そうか!しかもストーリーも展開も熱い!気合が入ってる、まさに神回だった
それを最初に見てしまうとは…!!
何か運命めいたものを感じる…
カードゲームのルールはガバガバだったりするらしいので、そのあたりはあまり意識せず、バトルという意味で読んだ
そして、やはり人間関係が遊戯王の面白さの大きな部分だ
あの年代の作品にしては、とても熱血な物語、キャラクターが多いと思った
一見するとクールにとられがちな王様(闇遊戯)も、ルックスが冷の印象を持つ海馬社長も、昂ぶる感情がとにかく熱い!!そして激しい!
見た目からして、いかにも情熱家な城之内くんは、素直で単純でバカでかわいくて、そして良い男だった
物語全体を通して、城之内くんの成長物語でもあったのかも、って思える
ヒロインの杏子ちゃんは、少年漫画にありがちな空気ヒロインにはならず、本当に最後の最後までヒロインだった。女の子の気持ちをないがしろにせず、ちゃんと語りを入れてくるので感情移入がしやすかった。
本田くんは、最後の最後で泣かせてくる男だよ……! 彼はデュエルに参加はしない人だったけど、一歩引いたところで活躍していた…時にストッパーであり、時に点火する男だった…
御伽くんは、最初に出てきたときから、「絶対良い子じゃん……」ってなってた。復讐のために使われた子だったけど、真っ直ぐな心を持ち続けてて良かった
バクラくんは、最初のRPG話の部分で、もう…涙が出まくるくらい熱くて、感動的なエピソードだった。そのあとのカードゲーム中心くらいから、表のバクラ君は天然入りでちょっとおかしな子になってたけど、仲間思いの素直なええ子なんよね…闇バクラもまた犠牲者であるし、バクラ君に関しては映画できちんと過去を明かしてくれて良かったと思ってる
マリク、見ていて辛いシーンが多かった
彼の場合は、千年アイテムによって闇人格が現れたというより、残酷な現実から逃避するために、人格を作り出した、というほうがしっくりくる
闇マリクは、表のマリクを守るために居たんじゃないかな、って思えてならない
再登場で夢をかなえた彼を見たときは嬉しかったな
そしてサイドカーのリシドさんwwwリシドさんも良かったな!
バトルシティの最後、イシズさんに「家族」って言われて、ほんと良かったな!ってなった
遊戯、彼の武器は優しさ
物語の最初から最後まで一貫してたね
ずっと遊戯は優しい子だったね…ついガラスの仮面脳だからこう考えてしまうんだけど、「ふたりの王女」のアルディス…
そして信じる心、友を思う気持ちの強い子だった
遊戯のゆうと、城之内くんのじょう、で友情になるように
彼らの友情の物語でもあるって、確か作者?が明言していたけど
本当にその通りだった
見ているこっちが恥ずかしくなってしまうほど、お互いの気持ちが強くて、まっすぐで、ピュアで、驚いてしまいました
こんな風に誰かを思えるものだろうか、と自分に問いてしまうほどだった
凄く羨ましかった
憧れすら持ってしまう
海馬社長
この作品を語る上では欠かせない人なんだけど、私には多くは語れない気がしてきた…
好きです。大好きです。彼がいなければ、こんなにもハマることはなかっただろう。
初期と随分キャラが違うことに衝撃を覚えたし、酷い目に遭いまくってるのもショックだったし、過去や生い立ちも意外だった
光と影のひとだった
そこからあの世間一般のイメージする「海馬社長」になったかと思うと…
性格もずいぶん変わっただろうて…
夢と熱意が一番、大きくて重い
そしてそこへ向かうエネルギーが最も強い人だった
そこに惹かれた、そんな社長を見ているだけで元気が貰えたし
行動力のある社長のパワーに、胸が打たれる
もし、連載当時、アニメ放映時に、好きになっていたら、一番つらかっただろうな
こうして、原作終了から12年後に、新たな物語を作ってもらえたから、良かったのかも
正当な続編である映画があの答えを出したから、私はこんなにも、彼らが好きになれたのかもしれない
根っからの悪人がいない物語だと知った
悪役はいるし、敵だっているんだけど、きちんと過去や裏があり、理由がある
同情する点もあって、非道な行いをする人物を全て悪とは言いきれない
闇バクラが言っていたように、正義の定義が違うだけ、というのもある
映画を見に行って本当に良かった
原作を読んで本当に良かった
この作品に出会えて本当に良かった
色んな人に感謝したい
――
もっと何か色々と言いたい気持ちはあるんだけど、うまくまとまらないです…
最近?ここ数年?感情のタガが外れっぱなしで感動しやすくなってるかも
喜怒哀楽のふり幅が大きい…心に素直になっていく気がする
今までもそうやって生きてきたけど、なんだか更に自由を得たような気分
感謝の気持ちも強くて、キンプリでもそう思ってるんだけど、
気持ちが揺さぶられると、ありがとうって気持ちがどんどん生まれて
感謝の念を抱くね
なんだろう…良いもの、人の気持ちがあるもの、感じるもの、伝わること、それらに感謝して、嬉しい気持ちにお礼したくなるんだね
大げさじゃなく、生きることや幸福なんだなって思えるから
今の世の中だからこそ、人の心の思いが行動になっていかなきゃいけないとか、言葉の持つ力が強さだって思えるのかも
とっても嬉しい気持ち
とっても幸せな気持ち!
すごく楽しいな。
生きてる感じする
漫画っていいね
映画っていいね
二次元っていいよねえ…
人に感動を与えられる人が素晴らしいと思う…
今のこの世界に生まれて、あたしゃ幸せもんだよ…
で?
腐女子のねんころは、どうした……
ワッハッハ!
エッチな妄想は!まだだよ!!してるようなしてないような!だよ!!
でもエッチな漫画とか小説は読むよ!!
いくら萌えて好きでも、妄想ができる作品と出来ない作品があるから、不思議なもんですわ
でも「できない」って言うと、大概あとになって
やってたりするから、これもうフラグでしょ…
いや、ほんと分かんないもんだよね……人生