小説 スイートプリキュア
読みました。
以下ネタバレと感想です。
フレッシュプリキュア 小説は、ここ
あんまりライトノベルって読んだことないから、果たしてこれはライトノベルなのか…?
対象年齢が何歳なのかもよく分からない。うーん、読みづらい!
フレッシュの時も、小説というより「脚本」っぽいと言われていたし、それを踏まえて読んだのである程度の覚悟は出来ていた……が!
それよりも、更に読みづらい!
その読みづらさってのは、全体的に、話が暗いことと、どこからどこまでが、本当か、嘘なのか?が分かりづらい。一人称で、主人公の響の視線からしか語られていないので、現状の視野が狭いのです。
アニメ本編、そして最終回に納得して、シリーズ中一番好きな最終回だったので、
この話を読んで「ん? んん~?」と思い、随所随所に違和感を持って、正直辛いな~と思いながら読み進めて
でも最後まで読めば多少はスッキリするか…?と我慢しつつ読んでみましたが
ダメ!でした!
アニメ本編終了後のその後の話というのに、成長したはずの彼女らが、全くそれが見れない。
思春期の少女、という話、青春群像というならまだしも
彼女たちはプリキュアだった、激しい戦いを経て成長した女の子たち
なのであって、その精神や心の強さ、そして美しさってのが、特徴であって、素晴らしさなんじゃないかなあ。
だからこそ、大人である自分もプリキュアに惹かれ、応援したくなる。
子ども向け作品だから、「きれいごと」の良さを、全力で出せるものだと思っている。
じゃあ、この話って何なんだ?
大人向けにやりたい?
大人に向けたプリキュア?でも、それって、プリキュアらしさ、が失われるんじゃ?
そうか、これ「二次創作、同人」みたいなものに思えるんだ。それを公式で出されているから、ムカつくのかも…?
「らしくない」と思ったのは、キャラクターそれぞれの台詞が
「言葉が悪い」、要は口が悪くないか?という表現が多々あり、そこがイライラしました。
台詞だけでなく、状況を表す言葉にも、違和感があり
これは特にダメだろ…と思ったのは
最後のほうでプリキュアたちが敵に向かうシーンで「襲いかかった」と表現していた文章です。
いや、ダメだろ。
襲いかかった、って最初目にしたとき、疑ったよ。前後の文章を読み返しちゃったよ。
敵が襲い掛かるのは構わないけど、プリキュアたちが敵に襲い掛かるっておかしいでしょう。
言いたいことは分かるけど、彼女たちは率先して敵を襲いに行く側ではないんだから、その表現は不適切だ。
とことん合わない、蛇足でしかなかった。読まなきゃ良かったかも。
他にもモヤモヤが残る点も多く
最終回ですっきり気持ち良く終わっていたの話に、泥をぶつけられた気分です。
アニメはアニメ、これの小説は出来の悪い二次創作
そう思うことにしておこう。
不満だらけやないか~い!