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ユーザー「nenkoro」の検索結果は以下のとおりです。

ブヒブヒとスージー

  • 2015/10/18 20:30

倫理的にどうかと思う萌えの話なので反転

JEでDEでJD

 

 

ジョナエリでディオエリでジョナディオ

書きたい~。

そんなんスワッピング?ですやんか…3Pともちょっと違う

エリナは心から二人を愛していて、(何故なら、二人は一人であると認めているから)

ジョナサンとディオはお互いがソウルメイトだと思っているのでパートナーは同じ人間だという認識(クレイジーポイント)なのであまり、罪悪感はないし、それがおかしいとも思っていない。

そういう二人を理解しているので、エリナも普通ではない。

性行為は、初めは三人で行っていたんだけど、エリナの体力がもたないのと、どうにもしっくりこなかった。

ので、それぞれがペアでして、一人は部屋で行為を見つめるという役割をもつ。(または補助をする)

ジョナサンとエリナがするときは、ディオが

ディオとエリナがするときは、ジョナサンが

ジョナサンとディオがするときは、エリナが

 

興味深いのは、ディオとエリナがしているときの、ジョナサン

じっと瞳を凝らすようにふたりを見つめていて、その目にディオは感じている。(またエリナも同様に)

一見すると、狂っているようで、根底はピュアな愛情という話がいい

理解しがたい関係

 

幼少期に見たものが影響しているよ~

あのCMは罪作り

 

 

ラッキーガール

  • 2015/10/18 17:52

デレマス

いい最終回だったよ

きれいにまとまってた

これからの未来を示唆するような終わり方に、アイドル達の個々の可能性…活動、といったかんじ

もうわいの中では、その前の回で燃え尽きてた感があるわな…ううっ卯月、卯月。

 

ふと、思い返して、70~80年代の熱さって今はなかなか無いのかもしれない…、時代が変わったから、娯楽が増えたから…

熱狂っぷりとか、アイドルの存在がそもそも本当の意味での偶像と化していて、神格化してたような…。売り出し方や、時代のメディアもあるやね。

映像でしかしらないけど、キャンディーズの解散コンサートや、百恵ちゃんの引退コンサート、どれも今見ても、熱の入りようと人気は桁違いだなと思う。まさに伝説。

シンデレラガールズはまさに、現代のアイドルの多様性を表していたと思う。様々なジャンルから個性溢れるキャラクター、ルックス、特技の女の子が、様々なニーズに合わせて、好きな子を見つけられる。

そんな中で、主人公、メインになる卯月は、ニュートラルで癖の無い「普通の女の子」

ゲーム上の設定として個性が無いのが個性とされる彼女が、悩み苦しむ姿は、見ていて辛くて苦しいけれど、だからこそリアリティがあって、惹きつけられた。

どこにでもいる普通の女の子がスターダムを駆け上がっていく、というシンデレラストーリー。でも用意されて、何の苦労もなく、次々に叶えられる夢ばかりじゃなかったんだなー。

個人的にアイドルマスターシリーズは、ライトな闇を見せてくれる。

アイドル作品として、輝かしい舞台の裏側で起きている苦悩や悲しみを、どん底までとは行かない暗さで掘り下げてくれる気がする。ドロドロの病みシナリオすぎないから、見ていてもそこまで辛くない。(それでも界隈は毎度荒れてるけど)

常務に関しては、あえて悪役を背負っただけの、上司という印象かな。そんなに悪い人ではないイメージ。(二期中盤までのやり方は強引ではあったけど、あれがあったから内部が固まった気もするし)会社を考えたら「利益をもたらさない」ものを切り捨てる判断力がなければ、上には立てないと思うし。結構頑なではあったけど、何だかんだ言っても見守ってくれてたから、いいんじゃないかな…結局は方針が気に入らなければ、出て行くしかないのも仕方ないやね。

 

伝説になる女の子、最近じゃ、とんと見かけないですね。

幻想も抱きにくい世の中なんて…とりあえずキャンディーズと百恵ちゃん動画でも見てこようかな

 

突然、昔読んでた漫画が読みたくなって調べてたら

不思議の国の少年アリスだった

わー懐かしい、風少女も読んでた!

肌の質感がえろい~。

読み返したい

 

同時期にクランプの不思議の国の美幸ちゃんも読んでた。大判サイズのほう。

アンナミラーズに思いをはせる少女時代だった。

品川にまだアンミラあるのかな?私が最後に行ったのは5年くらい前だったな。

 

そこから制服萌えにいき、ヴァリアブルジオを遊ぶような少女時代を送るようになる。そしてサムライスピリッツに走り、ナコルルに萌える。ヴァンパイアやKOFでの美少女キャラに行き、あすか120%までいく。

 

つまり美少女好きなのは…、アイドルアニメを見て育ったから!?

魔法少女ものを見て育ったから?

ロリコンなのも!??

蔵馬が好きなのも、美少女好きだから!?

なんのこっちゃ。

 

 

天国旅行

  • 2015/10/18 03:18

泣きたくなるほどノスタルジックになりたいよねー

 

元々好きだけど、DIO様のこと考えるとより一層天国旅行いいわーってなるよねー

何かにはまれば一度はこの歌詞で書きたくなるから不思議。好きなタイトル。歌も好き。

 

つまり

天国DIO様、チラ見した。

ンー……まあ、いいんじゃあないんですかね。

連載が終わっても、公式でまだ新しい展開が続いていくってことが素晴らしいと思う。

多分、私はノータッチでいるとは思います。難しいわな。

 

ペイントイットブラックな意識の若いディオで何かひとつ話を書いてほしい。

生きることに貪欲であるほど、自殺願望が強いという、変な矛盾のディオでひとつ。

本当、ただただディオという生き様が好きなのかも知れない。

彼には成功して欲しかったよ。何が何でも。

いや、DIOという選択はDIOの成功だった?

そうかねえ。

普通を望まないなら、そうなのかねえ。

 

馴れそめスレ見てて

ジョナディオ界のジョナサンとディオがそれぞれ書き込みしてのろけまくって

「妄想乙」「創作乙」されていたら楽しい。

もちろん、自分がハズバンドだと思っているので(そこらへんの見解は、弟の夫参照)

各が、相手を嫁扱いしている。※フェイクありです。

生活板と生活まとめ好きすぎだろう。いやー普段は、アニメキャラ板にしか居ないです。にこのぞスレにいます。

ちなみにジョナサンが書き込みすると、ディオへのドリーム強すぎて、元々ハイスペックなのが誇張されまくるので、

「童貞の創作臭すぎ」と罵られるのであった。

後出しで「嫁って書いたけど本当はぼくのパートナーは男性なんだ」と暴露すると、kwskされまくる。どこから嗅ぎつけた腐女子が湧いてきてスレ大混乱。大迷惑。

まとめサイトに転載されてディオにバレて怒られるまでがセット。

 

 

――

最近、急にスクフェスがうまくなった。EXがどんどんクリア出来るようになってきた。

何事も毎日こつこつやることの大切さを学んだ。

……何かが間違っている気がしてならない。

地道にね。

天然×計算高い

  • 2015/10/16 22:03

ハーレクイン、もしくは乙女系?少女漫画系?

のパターンでよくある、

天然で初心な主人公を半ば調教気味にあの手この手で自分のものにしていこうとする相手役

大体、いつもエロ方向の展開に相手役は持ち込もうとするんだけど

お決まり&お約束の主人公スルースキルで、肝心な所まではいかない

少年期時代の台本では、ディオ的に自分が攻めという舞台に立ってたんだけど

成長するにしたがって

押し倒すには無理な体格にジョナサンが育ってしまって・・・

どうする、どうなる、おれ!?

なディオのそんなパニック

 

なつかしのこれな

https://youtu.be/-tn5IHhDZro

 

手持ちのカードの選択肢は

「襲う」

「無理」

「諦める」

「抱かれる」

かな…

 

電子書籍の漫画を読みあさって、(所謂、典型パターン、お約束ものとかね)

王道展開、約束された未来、おいしいストーリーって、新鮮さはなくても安心感はあるよねーネー

ジョナサンとディオにはそういう話をして欲しいな…してくれよ!

オクレ兄さん!

大体、立場逆転ものになっちゃうけどね

いいじゃないの、好きなんだから、いいじゃないの~

 

――

底辺だから、ひとつひとつが身に染みるよねー

感謝だわ…

――

しばらく作業します

といって籠もれるひとすごい

私はそういう宣言すると大体、更新したくなって戻ってくるタイプだから

クラフティ

  • 2015/10/16 19:30

ピエロっていうとクラスティが浮かぶ

 

スマホでブログ見ると、改行に・入るのは何故なんだぜ・

わからないぜ・

気・に・な・る・ぜ

 

――

最近見た変な夢の話

 

若い頃のキ○タクとデートしていた

日本のどこかの田舎町をバスで旅している

海、山、田園……を見ながら普通にデートしている。

キム○クは優しかった・・・。

 

でも普段バスには乗らないし、キ○タクも好きでもないので、「なんの願望なんだよ!?」と起きて疑問に思った。

 

10~20代の頃は日記をつけるついでに夢日記も書いてたけど、ここ数年は書いてないなあ。

真夏に火事になる夢とか、ビルから落ちる夢とか、怖い系は印象に残ってるけど、楽しい夢とか面白かった夢は忘れがちなので、記録しとかないとな。

残念ながらあまり夢にはJDは出てきてくれない模様。

見たといえば、自分がジョナサンでディオに殺人的意味で襲われて邸の中を逃げ回るホラゲーな夢ならある。ちがうんだよ~そうじゃあないんだよ~。

10代の時に見た、物凄い印象的で覚えてる夢は「筧利夫さんと地元のプールで小さいイルカと遊ぶ。何故かプールの端には週刊誌(フライデーとか大衆とか)が浮かんでいる」という内容。

これはシュールすぎて「どこから影響を受けて見たのか分からない夢トップ3」に入る。

支離滅裂、そして意味不明、だから面白い夢は好きです。

 

だから夢のような(素敵な、という意味も含めて)メチャクチャなジョナディオを求めているのだな。

そうなんだな。

そういう意味でも不思議の国のアリスが好きなのも分かる。ビジュアルだけでなく、混沌さと理解不能な感じね。そうそれね。

シュールが好きってことか…。

ああ、はなうさぎ読みたい

ラーメンズ好きなのかな…よくわかんないけど、そうなのかな。

たまに自分の「好き」に自信が持てないね。

多分それ成長過程においての問題ね。怖いわよ~好きなもの否定され続けるって、自信持てなくなるし感情に対して疑問持ちまくりになるわよ。そして否定的になるのよ~やだわ~怖いわ~。

精神的に健康は大事ね。好きなことをしようね。

妙齢の女性がオカマに近づきたくなるのって、傷ついたりした経験が多そうだから、痛みの分かる人なんだって思い込むからかな?でも私も、なんとなく優しさが深い気がするけどね。実際どうだろうね。純粋に女なんか嫌いかもしれんよね。難しい。

 

――

あんスタ

課金を一回したことがあるんだけど、全然ダメだったので以降は、ストーリー追う程度に留めておるよ。全然分からんけどね。いいんす…キャラが可愛いから。

推しは紅月だけど、全体的にみんなカッコ可愛いと思ってるのでおk

ランクは低いのでまだ所謂「あんスタの闇」は知らない。あとBL萌えもあんまりない。瀬名氏が初めから怖いと思ってたけど、「ああガチなんだな」って知ったくらい。でも結構なホモ率らしいよ。知らんがな!(好きにしたら)ええがな!

イベント報酬が蓮巳氏なので、そこ目指してがんばりま~す。

ほんと可愛いよね…なんかもう可愛いよね……好き。

 

デレマスとラ!のメイド画像見てたら

やっぱり萌えの典型とは言うけど

「かんわいい!」と興奮しております。ベタだと思う、萌えの権化みたいな扱いされてると思う。でも好き!

フレンチメイドでもヴィクトリアンメイドでも、はいからさんスタイルでも、ナースメイドでも、もうなんだろうな。エプロンスカート、ワンピース、ジャンパースカート、フリルとか……なんかもうダメだ。萌え殺されて当たり前なんだ。

学生時代にホーンデットが一番好きだと言ったら「暗いね」と言われて

ディズニーオタクの友人には「いや~、服装的には人気高いのあそこでしょう」と肯定されて安心した。何が良いって制服もいいし、(フットマンも格好いい。あのダークグリーンとブラックの組み合わせがいい)笑顔にならないところ!

フロリダのワールドはメイクが怖いんだっけ?それタワーオブテラーだっけ

記憶違い多し

 

――

急に、若い頃のLさん等はめっちゃアイドル売りしてたよなーと思い出した

と言っても15~18年くらい前だけど。2004年くらいの異様なポップさもおかしかった。00年のレポとか殺伐感とかやばかったという話を聞くと、それはそれでよかったんかな、とも思える。

いい意味でも悪い意味でも丸くなったような。15ラニバから変わった気がするなあ。とりあえずけんちゃんはムードメーカーでありクラッシャーでもあるんだね。そしてゆきひろは私の中の天使な。でもゆきオタが一番やばくてきついってのはほんとわかるわ。人造人間ライブやべーわ。ゆきおたのですボイス問題とかな。わろす。

別バンドオタの友人が未だに櫻の話をするので

もう在籍年数とっくに倍だしなぁとぼんやりする。櫻時代知らんしなー。

ゆきファンとしては微妙な気持ちになるからやめりくりー

カップリング覇権だったのは、なんか分かるわ。当時のグラビアとかインタビューとか見るとね。でも前に貰ったTHのSMは、ありがとうな……ってなるわー。と、同時に編集者の意図が感じられる名前表記にビクビクンしちゃうね。てつ×はいどってあんた。

やりすぎよ!!歓喜

ハードSMなのに、インタビューの内容が「おでんの具についての話」だったりするから、何なんだろうなあ!あれは!!

びーぱすとか、ぱちぱちとかありーな37℃しょっくすとかめっちゃなついわ。毎月買ってたわ。完全アウト雑誌BHLも読んでた。あれは完全に腐女子のための投稿雑誌だった

 

 

アダルトたっち

  • 2015/10/15 22:22

↓ 男女ものAVの話なので苦手な方はスルーで

 

 

 

 

いわゆるアダルト動画リンクを踏んでしまって、なんとも激しいページに飛んだ

その時は、洋物中心動画紹介ページだったのですが、真ん中あたりにゲイポルノがあった

思わず、ふふっとはなった

実はあんまりゲイビデオは見ない。

白人男性のヌードとか明らかにゲイ向け画像とかは、たまーに見たりするけど、萌えは萌えだけど、あくまでJDのための「参考資料」という目で見てる。鍛えられた肉体は、ただただ芸術品のような完成度だよなーという気持ち

一時期兄貴動画が流行った時も、「笑い」目的で見れなかったので、なんとなくスルーしてた。

何故に筋肉隆々マッチョメンは、ギャグになってしまうのか。兄貴とか超兄貴とか好きだったけどさ……。誰にも優しく~

 

ふと、そのゲイポルノの画像を見て

どうして私は見ないのかなーなんて考えて

逆に、普通のAVは見て楽しんでるのは何故かとも考えた。

 

ノーマルな男女のを見て、ゲイを想像してるのではないか?という結論に至った。

決してそれは女体化萌えではない。

脳内補完をするためであって、補完のためには決して求めているものの直接的な情報は必要としてはない。あくまで、自分が想像するための材料でしかない。ということに気づいた。

純粋に、女体が好きだから見てるってのもあるんだけども。

私自身がBL漫画や小説の二次創作をしないように、既に完成されている形態からは新しい妄想は生まれてはこない。

余地を楽しむために、または好き勝手にねつ造するために、ある程度の幻想が必要なわけだ。

本物をあまりにも知ってしまうと、そこから想像する力が弱まってしまう気がする。映像、音、声、動き、現実のものとして受け止めると、どうしてもそこに引きずられてしまうからだ。

そうなると、無意識のうちにそれをなぞるようになる。

勿論、本物や現実を知って、よりリアリティが増すという成功もあるかもしれない。

ただ私の場合は、リアリティさを男女ものでかみ砕いているのかもしれない。男女のものと、男同士のものとは違うというのも分かってはいるのだが…。

 

一時期、マッサージものにはまっていて、うさんくさいものから大根芝居ものから、色々見てきたけど、特にお気に入りだったのが施術されている女性がとにかく美人で、している側が若いお兄さんという割と女性向けっぽいキャストのものだった。(大体、マッサージ師はおっさん系になるのが決まってるのに)

しかも私の好きな「最終的には女性からお強請りの和姦」というパターンだったので、更によかった。無理強いものは好きではない。

 

 

――

 

あまり女性向けゲームはやらないし、そういう作品も見てない

好みのタイプというと、「ツンデレ」と眼鏡男子

というざっくりとした答えしかない。好きになった人がタイプなの♡という二次元アバズレでもあるので、趣向が安定していない

ただ、ひとつ言えるのはまったくショタ属性は無い。ということかもしれない。

いや、ショタは好きだ。好きなはずだ!小さい子、可愛いはずだ!?

と思ったのだが私が好きなのは、

「好きな子の小さい時」であるということだった。

狙われたショタキャラなんて、全然萌えやしないし、用意された萌えには食指は動かないのだった。

 

あくまでも、ジョナサンとディオの少年期、あるいは幼年期であるからこそ、こんなにも萌えるんだってことが分かったから

あのショタキャラたちにも感謝しておこう。

むしろ、私はまざまざと見せつけられる「あざとさ」にはイライラする性格だった。一般的に褒め称えられるような代表格には、何でやねん!?と思ってしまう。だから、マイナー思考になるんだろうね。残念な仕様だね。前世の業だね。

 

†灰色の十字架を背負ってるの・・・貴女には見えないでしょ・・・†

急ごしらえの厨二病きた!テキトーすぎだろ!

習作

  • 2015/10/13 00:41

いつだってディオは誰からも注目され、尊敬され、頂点に立つべき人間として他を虐げる地位に君臨していた。

そしてジョナサンはディオの配下だった。学校でも、街でも、邸内でも、立場は同じだった。

周囲の人間たちは、明るく活発なディオにジョナサンが慕っているのだと思い込み、微笑ましく彼らを見守っていた。実際は、暴力と精神的圧迫によってジョナサンはディオに掌握されていたのだった。

 

自分の正確な生まれ年を知らないディオは、身体の成長でおおよその年齢を計っていた。ジョースター卿も、ディオの顔つきや背丈から見当をつけジョナサンと同年齢だと推定していた。

出逢ったばかりの頃はディオの方が幾分か背も高かったし、筋力も上だった。

それが、今はジョナサンの方が身長も体格も僅かにディオを上回っている。最近のディオはとにかくその事実が気に入らないのだった。

もうひとつ、ディオが無性に腹が立つことがある。

この頃、ジョナサンはこそこそとディオに隠れて、自慰に耽っていることが増えていた。

妙に色気づいていると思ったら、これだ。

「だからモンキーだって言うんだ! なんて低俗なヤツ! 気色の悪い! 最低だな!」

初めて目撃した時、ディオは絶句し、嫌悪感を最大値まで上げて罵倒した。

いつまでもガキだと思っていたあのジョナサンが、忌むべき大人達と同じように手淫に夢中になっているのだから、当然吐き気を催した。

「こいつだけは、他の人間とは違うかもしれない」と一瞬でも思ってしまった過去の自分の首を絞めてやりたくなる。その当時のディオは鬱憤を晴らすようにガーデンの花壇を荒らしまわった。

物心つく年のディオは、大人たちの性行為や、恐るべき性欲を嫌でも見せつけられる環境に居た。その行いがどれだけ汚らわしく、いやらしく、悍ましいものか、無垢であったディオにとっては受け入れがたい現実だった。

それらの経験は、異性に対して恋心を抱く時期になった現在のディオにも悪い影響を与え続けていた。

「性」を感じさせる出来事に関して、嫌悪を通り越した「憎悪」を抱くようになっていた。女性的、男性的な健康な成長に逆らうようになり、少女の女性性を否定し、少年の男性性を突き放すばかりだった。

特に自分に近しい人間に、ディオは攻撃的になった。

無論、その標的はジョナサンであった。

 

「性欲」を持つことがいかに下劣で、下品で、下衆であるということか、ディオはジョナサンに知らしめたかった。同時に、ジョナサンがそういう人種であるのだということに、優越感も持っていた。

いつしか、ジョナサンがマスターベーションを行っていると、ひどく苛立ち、むかつきながらも、自らも興奮するようになっていた。

優越感からくる高揚、もしくは胸のざわめき。得体の知れないものを見た場合に起きる未知の感動とも言うべき情。

「フフン。街の仲間たちに言いふらしてやろうか。それともあいつの目当ての女に告げ口でもしようか。どちらにせよ、ジョジョに恥はかかせられるし、しばらくは爪弾きにされるだろうな」

微妙な年頃の彼らにとって「性の話題」は虐めの種には適している。

陰毛が生えるのが早いだとか遅いだとか、そんな些細な問題すらも子ども達とってはからかいの対象になる。

 

ディオは機を窺っていた。次の晩、必ずジョナサンは「する」。

タイミングが肝心だ。

夜、メイドやフットマンが用事をすませ、部屋をあとにする。それから一時間はそわそわと落ち着かない様子でジョナサンはベッドに横になっている。

気が昂ぶっているからか、何度も寝返りを打つ。それから、ベッドサイドのランプに火をつけると、起き上がって寝間着を捲る。

「……はあ」

切ない吐息がもれ、覚えたての自戯をぎこちなく始める。

ディオは、ジョナサンの声に顔を歪めた。

「忌々しい……」

そして親指の爪を噛んだ。

ジョナサンの背が一定の間隔で揺れ動く。扉を開け、ディオは足音を消して背後へと立った。

「……ッ、は」

「おい」

無我夢中になって、やっと果てられるという頃合いに、ディオは声をかけた。

「……ッ!? えっ……あっ!」

丸まっていた背がぴんと伸びて、ジョナサンは間抜けな声を上げた。

ディオは目を細めてジョナサンの腹側を覗いた。

「あ……っ、あ……」

「へえー……」

ふいに声をかけられて、ジョナサンは言葉を発せられないようだった。

おろおろとした態度が後ろ姿からも分かった。

「……なあ、何してたんだい?」

「あ、いや、あのこれは……」

慌てて陰部を両手で隠そうとするものの、絨毯に飛び散ってしまった精液までは手が回らないようだ。明かな証拠だった。

「なあ、ジョジョ。何してたんだい? そんなところを丸出しにして」

「ディオ、なんでぼくの部屋にっ!?」

「ノックなら何度もしたじゃあないか」

勿論、嘘だ。ディオは一度もドアを叩いてはいない。

「なのに返事もない。寝ているのかと思って部屋を見てみたら、明かりはついてるし、君は椅子に座っている」

「…………う」

ジョナサンは耳まで赤らめて、縮こまるようにして前を向いている。ディオの顔を正面から見られないようだった。

「だから、何をしてるのかなと……」

「な、何って……」

「何?」

ディオは嫌みっぽく訊いた。そしてジョナサンの顔を覗き込む。口元の笑みは消せそうもない。

「これは、その……あ、あれだよ」

「あれって?」

「アレはアレだろ……ディオだって、したことあるだろ!」

恥じらいのあまり、ジョナサンはディオも巻き添えにする腹積もりになった。

こう言えば、ディオも黙るだろうと踏んだのだった。

だが、その発言はディオの逆鱗に触れることとなった。

「このディオがそんな馬鹿みたいな真似をするものか! おまえのような低俗な生き物とは格が違うんだ!」

「う、うわっ」

ディオは殴りかかろうとしてジョナサンの襟を掴んだ。

上に引っ張られた寝間着は、ただでさえ捲られていた裾が腹当たりまで露出してしまった。

「……ウゲッ」

「あ……ッ」

中途半端に達した勃起は、まだ芯を持って頭を擡げている。

濡れた先端からは、とろりとした白ぬめりが垂れていた。

「その……汚いモノをしまえーっ!」

「き、君が引っ張るから!」

若い雄臭が、つんとして鼻につく。ディオはますます目をつり上げた。

「こんなことしているなんて……他のやつらが知ったら何て言うかな」

ディオは初めの目的を思い出し、ジョナサンを辱める言葉を脳内に挙げ連ねた。

「…………さあね……」

所が、ディオの思惑からは外れてジョナサンはやけに冷静だった。ディオは、「さてはこいつ、開き直るつもりだな」と表情から読み取った。

「ほう、まあいいさ。君がそんな態度をしてられるのは今の内だけだ。明日には君は街一番の笑い者さ」

「そうかな」

襟を掴んでいたディオの手に、ジョナサンはそっと自分の手をそえた。熱っぽい手の平が重なって、ディオは反射的に襟から手を放してしまった。

「こんなコト、みんなやってるよ……」

相変わらず、ジョナサンは目線を横にして、頬を赤くしたままだった。

それでも、口答えする姿勢がディオは大層気にくわなかった。

「みんなって、どういうことだ! 誰と誰がやってると言った!?」

「何だよ……むきになって。街の子たちだって、学校のやつらだって、オナニーくらいしてるよ」

「はあ? 何言ってるんだ? はは、さては「それ」のやり過ぎで頭まで性器になっちまったか!」

「……ディオは、子どもなんだよ」

「な……ッ、」

今度はディオが赤面していた。恥らいではなく、怒りによる興奮だった。

「男の生理がきてないんだろ。大人になれば、自然とこうするのが当たり前になるんだよ。……ぼく達の年齢になればね」

「だ、誰に向かってそんな口を……!」

「他の奴らも言ってたよ。ディオはまだあそこの毛も生えてないんじゃあないかって。別に、ちょっとくらい毛が生えるのが遅くたって、恥ずかしいことじゃあないさ。ディオは肌も髪の色も薄いし、体質だってあ……」

「ふざけやがって!!」

有無を言わさず、ディオはジョナサンに殴りかかっていた。もう泣きそうだった。

普段、街の子供らも、学校の連中も、自分を慕い、敬い、憧れて、自分に群がっているのだ。誰もこのディオを否定してはならないはずだった。

それが、このディオの身体を笑いの種にしていたと、あのジョナサンから聞かされることになるとは、夢にも思わなかった。何という侮辱だ。その話をしたやつも、その場にいたやつも、笑ったやつも、みんなみんな殺してやりたくなった。

「うぐ……ッ」

「ディオ。馬鹿にしてるんじゃあないんだよ……ただ、男ならみんなそういう話は、するもんなんだよ……君はそういう話題は全然しないじゃあないか。だから君がいない所で、みんな話してるんだよ」

腕の力だって、体の大きさだって、あそこだって、どこもかしこもディオはジョナサンより優れているはずだった。今だって、全力を出せば、ジョナサンの腕くらい振り払えるはずだ。

今は、ただ気持ちが昂ぶっているから、混乱しているから、いつも通りの力が発揮出来ないだけだ。そうなんだ。ディオは潤んだ目でジョナサンを睨み付けるので精一杯だった。

「君さえ……よければ、やり方くらい教えてあげられるよ?」

「な、何……を言ってる」

「ぼくもその、年上の、そういう話をする相手に色々教えてもらったりしたし……、そういうのって、周りのひとから情報得るのが一番イイらしいし」

「そんなもの、ぼくは君より色々知ってるに決まってるだろ! 馬鹿にするな!」

膝でジョナサンの腿を何発か蹴り、ディオは腕を引いた。それでもジョナサンは真面目な顔つきでまるで心配しているかのような目をして見つめてくる。

「本当? じゃあ……だったら、ディオもしたほうがいいよ。君がいつもイライラしてるのって……溜まってる所為なんじゃないかって……」

「うるさい!」

自分の性事情を気に掛けられることは屈辱以外の何ものでも無かった。誰がするものか! 自らの手で、あの部分を擦って、あんなきたならしい汁を飛ばすだなんて。

あんなものは、このディオの体内には無い。無くて当たり前だ。

ディオは、普通の人間とは違う。だから普通の「男」と同じなわけがないのだ。

「それとも、本当に「まだ」なのかい?」

息が上がった。ディオはジョナサンの股間を目掛けて、蹴りつけてやろうと足を振り上げた。

「うわっと」

腰を引っ込めて、ジョナサンはディオの足を避けると、バランスを失って、ベッドへと転がった。手にはまだディオの腕が持たれていた。

「ぐっ」

「んっ……う、ごめん……大丈夫?」

丁度、ディオの頭はジョナサンの胸元にあった。抱きかかえられるようにして、ディオはジョナサンの上に重なっていた。

「……離せ、離せったら!」

未だ掴まれ続けている手を引き、ディオは起き上がろうとして身をよじった。

「う……うん」

今度は素直に、ジョナサンは手を放してやった。あまりにもディオが必死だったので、ジョナサンは少し同情してしまった。

「ごめん」

もう一度ジョナサンは謝罪を述べると、ディオは唇を噛みしめて横目で睨んだ。

「……汚い!……おまえは汚い!」

ベッドから起ち上がると、ディオは触れられた場所を手ではたいて、そう吐き捨てた。

「じゃあ、君は穢れてないって言いたいのかい」

「そうだ! おまえらとは違う! ぼくは……このディオは……そんな」

口にしようとすれば、ディオの脳裏にジョナサンの行為が浮かんだ。かっと頬が熱を帯びた。

「変だよ……それって、凄く、体に悪いよ」

ジョナサンは、義弟の健康が不安になった。余計な世話だと分かってはいるが、ここまで介入してしまっては後にはひけなくなった。

「悪いわけあるか! おまえのほうがおかしいんだ! 毎晩のようにしやがって、気が狂ってる!」

「な、何で知ってるんだい……」

ジョナサンは指摘されると、再び顔が赤くなってしまった。確かにここ最近は、夜になると自然と自慰行為をしてしまっている。

「毎朝、毎朝、精液臭いんだよ! 馬鹿が!」

行為の後はきちんと手を洗って、濡れた箇所も拭いているし、寝間着や寝具も清潔に保たれている。それでも敏感なディオは、義兄のかすかな違いを嗅ぎ取ってしまう。

それはディオがジョナサンを意識しすぎている為でもあった。

「それは……悪かったよ……すまない。でもそれとこれとは違う話だろ」

「ぼくはしたくないし、これからもしないと言ってるんだ! やりたくなんか無いって言ってるんだ! 構うな!」

そう訴えると、ディオはジョナサンに背を向けて歩き出した。最低、最悪の気分だった。もう寝て忘れてしまおうと、決めかけていた。

「分かった……、やっぱり君は、「子ども」なんだ」

ベッドが軋む音がして、嫌な予感にディオが振り向こうとする。両肩を持たれて、ディオは耳元に唇の気配を感じた。

「ひ……っう」

「これが、「気持ちのいいこと」だって、知らないんだ」

「くっ」

身を強ばらせていると、ジョナサンはそっとディオの腹周りを撫でた。背から首筋まで肌が粟立っていく。ディオは硬直していた。

「大丈夫だよ……知らないってことは、全然怖くなんてないし、恥ずかしくもないよ」

急激に大人へと変化していくジョナサンの腕や、手や、声に、ディオは言いようのない劣等感と寂しさを噛みしめていた。

 

 

「……あれ……おかしいなあ」

やわやわと服の上から何度もジョナサンはディオの陰部を揉んだり撫でたりしていたが、一向に硬くなる兆候は見られなかった。

ジョナサンが下手なことと、ディオの緊張が相まって、性器は起ち上がってくれそうもなかった。

「だから、いいと言って……」

勃起こそしてはいないものの、ディオはこの異様な空気とジョナサンの甘さに酔わされていた。一体どういうつもりなのかと、問いただしたかったが、うまく口が回らず、大人しくジョナサンの寝台に横になってしまっている。

着衣はしたままで靴を脱がされ、布の上から肌をまさぐられる。そのもどかしさが、やけに切なかった。

「……人にするのって、自分のとは全然違うんだね。加減が難しいや」

ジョナサンは、ディオの下半身から顔を上げると、申し訳なさそうに言った。

「も……う、いいだろ」

ディオはくったりとして、だるい体を持ち上げて、掠れた声で返事をした。

「ん……ううん……」

先ほどまで下にあったジョナサンの顔が、突然ディオの目の前に現れる。

「げえっ」

「ん……」

厚みのある唇が小さく窄まれて、ゆっくりと近づいてくる。

「何をする気だっ」

手元にあった枕をジョナサンの顔に押しつけると、ジョナサンはもがもがと何かを言いながらシーツに倒れた。

「だって、順序……守ってなかったと思って」

「何のだ……」

「いきなり、その「あそこ」に触ったらダメだって教わったの、思い出して。最初はキスから始めなきゃいけないんだって、言うだろ?」

「知るか、そんなこと……!」

一呼吸置いてからディオは、気がついた。

「ジョジョ、おまえ……今、このぼくにキスしようとしてたのか!」

「そうだけど」

「な……ッ、何を考えて」

「だから、えっと、その……そういうこと」

「キスがどういうことか知ってるのか!」

ディオはキスの経験だけは何度かある。触れるだけのものや、奪うだけのもの、ほとんど感情なんて入っていないものばかりだった。

「それくらい分かるよ」

「だったらダメだ!」

同性だからいけないというより、ディオにとっては「ジョナサン」だからしたくないという気持ちが強かった。してはいけない。「したくない」とは違った、何か別の違和感があった。

「嫌だって言うなら……無理にはしないよ」

ジョナサンは自分の唇を指先で少しだけ撫でてから、口を閉じた。

だが、またジョナサンの顔がゆっくりとディオの側に近づいてきた。

「あ」

ディオが声を出した瞬間と同時にジョナサンは丸みのある頬に口づけていた。

それから唇は、こめかみを渡り、耳元、首筋へと流れていった。

「は……っ、うう」

くすぐったさと、奇妙な浮遊感にディオは視線を泳がせた。ジョナサンの吐息が直接肌にあたって、暑苦しかった。

「あ……あう」

唇の薄い皮が湿っぽく、ディオの肌を濡らしていく。触られていく箇所から、溶けそうになる。

「ボタン、とっていい?」

首元まできちんと留められているシャツのボタンを外す許可を求められる。

ディオは返事が出来なかったが、ジョナサンはそのままひとつ、ふたつ、とボタンを静かに外していった。

シャツが開かれると、きれいに浮き出た鎖骨を舌がなぞっていった。寒気とは違うのに、ディオは肌がぞくぞくした。

自然と腰が動いた。膝が立って、尻が浮く。

「ふ……っ、ん」

滑らかな肌の表面を、ジョナサンはじっくりと唇で探った。

やがて、素肌の上に存在しているぽちりとした突起に気がつく。それまでは気にも留めなかった、ささやかで控えめな器官だった。

ふっくらとして、でもこりっとして芯のある、淡い色づきを持った尖りが、つんと胸に聳える。

「は……っ」

「んむ」

ジョナサンは鼻先で乳輪をなぞってから、ツンとした先を唇でくわえた。

ちゅう、と音を立てて吸うと、面白いくらいにディオの身体が跳ね上がった。

「ひゃ……っ」

陸に打ち上げられた魚のように、総身がびくびくと上下する。その動きに合わせて、寝台がいやらしくぎしぎしと鳴った。

「あ……、ねえ、今のって」

他の誰でもない、ましてや自らの手でもない。ジョナサンによって目覚めさせられた、ディオが知る初めての「肉体の快感」だった。

 

 

――

 

エロ練習

  • 2015/10/09 19:35

「なあ、」

 頭のすぐ後ろから声がかけられている。ジョナサンは無視を決め込んでいた。

「なあって」

 名前を呼んでくれたなら、振り向いてやってもいい。だが、恐らく可能性は低いだろう。

「おい!」

 短気な彼はすぐに苛立ち始め、ジョナサンの肩口を叩いた。

 それでもジョナサンは黙り込んだままで机に向かっている。

「ああ、そうかい。そうしたいなら、すればいいさ」

 ディオは強情な性分で、ジョナサンは頑固な性格だった。相性はすこぶる悪い。どちらかが折れるという場合は、限りなく零に近いのだった。

 どすん、と埃を立ててディオは側のソファーに腰をかける。すらりと伸びた長い足を嫌みったらしく見せつけるようにして、ジョナサンの座っている椅子に無理矢理に乗せた。踵で肘掛けを叩いて、足を組んだ。

「………………」

 ジョナサンは視線だけでディオの爪先を確かめてから、無言のままで居た。

 お互いが同じことを考え、思っている。

 

「先に向こうが謝ったら、許してやってもいい」

 

 一体何がきっかけだったろうか。

 些細なことだったろう。

 最早、どこからが始まりだったのかすら思い出せないのだから、馬鹿馬鹿しいものだ。

 

 ディオはパイプに火をつけ、紫煙をくゆらせた。わざとらしく煙を口先から出し、ジョナサンの横顔を目掛けて吹き飛ばす。

「………………ッ」

 咳き込む素振りを見せた後に、ジョナサンは口元を手で覆った。それでもディオを見ようとはしない。

「……フン」

 肘掛けに乗った靴の踵を鳴らしながら、ディオはじっとジョナサンを見つめる。

 煙を遊ばせるのに飽きたディオは、パイプをローテーブルに置く。それから器用に足だけで靴を脱いでいった。

 片足の靴が脱げ、靴下のままになる。薄い布地で出来た靴下は、足の指の形が透けて見える。

 足の五本の指が、もぞもぞと動いた。

 ディオはソファーの縁に頭をつけて、ゆっくりと瞬きをする。肘掛けから足を外して、ジョナサンの腿の上に落とした。

 ぴくん、とジョナサンの体が反応したのが分かる。ディオの唇が僅かばかりに歪む。

「んっ」

 ディオは欠伸をしながら、腕と足を伸ばした。つま先がぴんと張って、ジョナサンの足の付け根に寄る。

「…………ちょっと、これ邪魔だよ」

 ようやく口をきいたジョナサンが、「これ」と言って腿を浮かせて、ディオの足を指した。

「黙れよ」

 ディオは、足の指を曲げ押し潰すようにして腿の付け根にめり込ませた。

「ディオ……君、いい加減に」

「黙ってろよ」

 払ってやろうとしてジョナサンは手を出したが、それよりも早くディオは蹴りつけるようにしてジョナサンの下腹部を狙った。

「……ッ、うぐ」

 攻撃とまではいかないものの、男性の過敏な器官には充分な刺激が与えられた。

「Mr.ジョースターは、どうせ論文書きでお忙しいんでしょう? ぼくのことなどお構いなく……どうぞ続けて下さい?」

「っく」

 ディオは作った声色で他人行儀に言い、更に足指をジョナサンの股座に埋め込んだ。

「うう」

「さあ、お気遣いなく」

 親指を左右に振って、芯を持ったジョナサンの熱部をぐりぐりと弄くり回す。

「う……っく」

 ジョナサンは唇を噛みしめて、声を我慢した。気を抜けば、情けない声が漏れる。ディオは全く手加減をしてはくれない。同じ男である故に、どれくらい力を入れたら痛むのか分かっているから、容赦がない。

 より強く擦られて欲しい先端は無視して、ディオは腿の付け根にある膨らみを狙っては押していく。親指をクニクニと小刻みに震わせて、敏感部をいじめる。

「……はっ……ッ」

 手でされる愛撫とは違って、どこか的外れな動きになる。わざとそうしているのか、足だからかはジョナサンには分からなかった。

「……う、……うっ」

 額から汗がじわりと滲んだ。思わずジョナサンは目を閉じていた。快感が脳内に走るような感覚がする。余計に感じた。目をしっかと開け、机上の文献を視界に入れ込んだ。文字が意味を成さずに、目玉の上を滑っていく。頭が回らなくなってきた。ジョナサンは拳を握っていた。

「おや、手が止まっていますよ? どうかされたんですか? Mr.……」

 笑みを浮かべているディオは、まるで他人が同席しているかのように振るまう。姿勢はだらけて、足は淫猥な動きをしているのにも関わらず、表情と口調は澄ましているのだから可笑しかった。

「ディ……オッ」

 意地の張り合いでは、負けまいとしている。お互いがお互いに対して、自分が上位なのだと知らしめたいと思っている。

 ジョナサンはここで泣きを見せたら、それこそ今後もディオを調子に乗らせるだけだと知っている。

 けれど、この足を掴んで彼を押し倒すのも、ディオの思惑通りになる。それも経験済みだった。

 ディオはこの状況を楽しんでいた。このままジョナサンが我慢を続けても、辛抱出来ずに自分に覆い被さっても、勝ちが見込めると読んでいる。

 仕掛けた自分に利がある。

「ほら、ほら……ほら! さあ、ペンを握れよ!」

 足の指で、ジョナサンの皮袋をつまみ取ったり、踏んだりを繰り返している。

 守るべき力を持たない箇所は弱々しく、抵抗も出来ない。体重がかけられていなくても、ジョナサンの背筋には悪寒が走った。そして同時に、熱が腹にたまった。

「猿みたいにしてみせろよなァ?」

 ズボンの前を押し上げている部分を、ディオは勿体振るようにしてなぞった。薄い靴下の中で磨かれた爪が覗いている。ジョナサンは光った足の爪を眩しそうに見下ろした。

「……君が……ッ、仕掛けたんだろう……?」

「何が?」

「……ッ、ぼくに……どうしろっていうんだ……ッ」

「フフ、してみせろよ。じゃなきゃ、ずうっとこのままだぜ」

「……う……ンッ」

「おれは一向に構わんぞ。むしろ、もっとその顔を見ていたい」

「……本当、君って、サディストだよね……」

 ジョナサンは、胸から息を吐き出しながら、ズボンの前を広げた。解放されて気が緩むと、少し笑えた。

「おまえほどじゃあないさ」

 

ディオは顎をしゃくった。そして、見世物でも眺めるように退屈そうに頬に手を当て、ジョナサンに視線を送った。

椅子をひき、手を動かしやすくするために空間を作ると、ディオはにやにやと笑ってジョナサンの行動を観察していた。

手で陰部を覆い、もぞもぞと扱いていると、ディオの足は膨らみを潰しにかかった。

「ぐぅ……ッ」

「おい! 何だそのみみっちいやり方は! 普段もそんな風にやってるのか? 違うだろ? もっと、こう、がさつに、してるんだ、ろ!」

ディオは足裏全体を使って、ジョナサンの勃起を擦り上げた。薄布と表皮がすれ合って、熱を高められる。

 すべすべとした靴下の感覚にジョナサンは声をあげた。

「あ……ッう」

「おい……まさか、今のがよかったんじゃあないだろうなぁ? 勝手に射精したら、分かってるんだろうな?」

「……へえ……怖い、な……ッ」

 ジョナサンの前髪はすっかり額に張り付いていて、我慢の証拠の汗が流れていた。手元の書類は皺になり、手の汗でインクが滲んでしまっている。

「おれがいいと言うまで、堪えてろよ。手で根元を押さえるのも駄目だ」

 命じられるがまま、ジョナサンはディオの足に身を任せ、奥歯を噛んだ。

「ふうん。流石に我慢強いな。体力と根性だけはあるよなあ」

 粘着質な音がリズミカルに響いて、振動が腹を揺さぶった。ジョナサンは鼻から息を漏らしながら、あれこれと思考を飛ばして堪えていた。

 ディオは片足の親指で根元から先端部までを往復させ続けていた。ある程度まで太くなった雄幹が刺激に慣れきってしまったと知ると、足を離した。

 ディオの片足はジョナサンの先走り汁でべっとりと濡れ、薄布の靴下は使い物にならなかった。

「昔から君に……、色々鍛えられたからね……」

「ふふっ、じゃあ、今の君はおれのおかげであると言ってもいいな! 感謝しろよ」

「そう、だね……」

 ディオはもう片方の靴も脱ぎ落とすと、両足をジョナサンの腿に乗せた。

「これならどうだ」

 乾いた靴下と濡れた靴下に挟まれて、交互に足裏が左右、上下、とばらばらに動いてこすられた。

じわりと、先ほどよりもぬるつきが多く排出され、乾いていた靴下もすぐに濡れ透けるようになった。

「ふふっ、あはは……、ひどい面だなぁ! 辛いか? ン? もう降参かあ?」

 ジョナサンは、熱を帯びた目でディオを見つめて、荒い呼吸を繰り返した。

 ディオはそんなジョナサンの苦しげでみっともない顔を笑っていた。

 だが、ジョナサンは、ディオが足を放りだして卑猥な動きをしている姿に興奮していた。

 ディオは夢中になると、自らの姿がどんな滑稽な事になっているか、頓着しない。

 両足を浮かせて腰を振るようにして、男の性器を扱いているという事実をディオは言葉にして分からせてやらなければ、恥とは思わないだろう。

「なあ、出したいだろ……!? 出したいんだろっ!?」

 にちにちと粘膜は猥音を絶やさず、部屋中に雄臭をまき散らす。

「うん……出したい。ディオの……足に……、靴下に……ッ!」

「……はあ!? あっ!」

 自由にさせていたディオの足首をジョナサンは掴むと、自らの性器と一緒に握りしめて達した。

 噴出する際、ディオの足指を丸めこませて亀頭部を包ませた。その為、ディオの靴下にはたっぷり我慢させられて濃くなった精汁が染みこんだ。

 とろりとした精液が、脱げかけた靴下の余り布の部分に溜まった。足裏はすっかり透かされていて、どこもぬるぬると光っている。

「あ……、この、誰がおれの足に、していいと言った!」

 びちゃびちゃになった靴下で、ディオはジョナサンの硬い腹を蹴った。びくともしない腹筋に、更に怒ってディオは連続して蹴りを入れた。

「……足癖の悪い」

 ジョナサンはもう一度ディオの両の足首を片手で取ると、そのままディオの身体へ折り曲げた。

「ぼくの、ここを虐めるふりをして……自分だって、足で感じてたんじゃあないのかな……?」

 体がふたつに曲げられると、臀部をさらけ出すような体勢になった。

 つうっとジョナサンの指が、曲線を描いている尻周りを撫でた。

「……ッふ」

「賭けるかい? 君が濡れているか、どうか」

「……っる、さい!」

「感じてないなら、平気な筈だろう?」

 足を更にディオの頭へと持ち上げれば、ズボンが肉体にぴっちりとして隙間を無くした。尻の谷間が、くっきりと浮かんでくる。

 その肉谷に、ジョナサンは指を這わせた。

「あ!」

 ディオがひときわ高い音を上げるので、ジョナサンは身震いした。

「ね、ディオ。賭けるかい……?」

「……ッ、う」

 ディオは首を振った。

「うーん、どういう意味なのかぼくには分からないなぁ。口がきけなくなったのかな」

 言いながらジョナサンはディオの濡れた靴下をそろそろと脱がしてやる。ほとんど機能していない薄布は、精液にまみれてぐっしょりとしている。

 物欲しげに唇が戦慄いているので、ジョナサンはディオに微笑みかけると、その靴下を口元へと運んでやった。

「君は声が大きいからね……」

 塞ぐようにして精液まみれの靴下を咥えさせると、ディオは何かを呻いて、ソファーから逃げるように手足を動かした。

「ダメだよ。今度はぼくの番なんだからね」

「……ふっ……ううっ! ううっ!」

 ジョナサンは名前を呼ばれた気がした。

 やっとディオはジョナサンの名を呼んだのだった。

「順番、決めたのは君だろう」

 唇に出来ない代わりに、ジョナサンはディオの足の裏にキスをした。

 軽い挨拶のようなものから、愛情を交わす熱烈なものまで。ジョナサンはディオの足にたくさんのキスを落とした。

 

 

――

習作続き

 

単なるプレイなんでしょうね。

 

挿入ないからそんなにエロくない

 うーん、下品さが足りないんだけど、擬音と足すのは何か違う気がする。

かといって、キャラを下卑た性格にするのはカップリングの意味とは~~!!??ってなるし。

明るい下ネタとどろぐちょの下品さが欲しいんだなあ。

難しい

 

  • 2015/10/07 04:05

血は恐ろしいよ。

ジョナサンとディオの話を考えるとき、その両親のことも想像する。

元々、ジョジョが血統の話でもあるから、というのもあるけれど。

誰かを好きに(二次元)なると、たとえ原作や公式に出ていなくても

必ず親という存在はあるものだから、家族や両親について書きたくなる。

前のジャンルでは、萌えキャラの両親の馴れそめも書いてた。謎の萌え。

優しい性格なら、あたたかい家庭で育ったのだろう、とか

きつい性格なら、厳しい家庭で育ったのだろう、とか

そんな単純には見たりしないけれど(どんなくず親からでも、優しくて真人間な子どもに育つこともあれば、素晴らしい環境から駄目人間も生まれることもあるし)

人間の元となるのが、家庭であり家族であるとおもうので、

その人自身を知りたいとか掘り下げたい(ねつ造である)となると、そこにたどり着くのかもしれない。

シンプルでいて、一番難しいんだろうな。

家族とは、家庭とは……

ジョナサンもディオも不完全な家庭で育ってるから何かしらを抱えてるのは、一目瞭然だね。健康であっても不健康であっても、「何か」はどこにでも誰にでもあるやね。大なり小なり。

そして、家庭や家族に固執するのは、ジョナサンとディオは少なくとも7年は、「家族」であったからなんだね。

複雑で奇妙なのよね。

面白いのよね。

楽しいのよね~尽きないのよね~~

がんばってこうね。

 

拍手おしてくれてる方ありがとう。うれしいです。

あなたって本当冷たい男

  • 2015/10/07 03:15

情なんてとっくに無くしたのさ。

「違うでしょ。あんたが愛情に、捨てられたのよ」

最後の女は殴られた頬をおさえて、涙を流しながら男に言った。

そんな捨て台詞がお似合いだと、唾を吐いた。

 

どうしたって運が無くて、最低の人生を自ら選んでいくような女と。

蔑まされて、見下されても、それでも上手いこと橋を渡っていけるような男。

そういう最悪の男女の間に生まれた。

 

男は、力の尊さを子に教えてくれた。

女は、自分自身の才能の限りを子に伝えた。

歪みきった世の中を、汚れきった世界を、泥まみれの道を、二人は子どもが泣きわめいても喋り続けた。

「ぼうや、それが生きるってことなの。分かる? わかんないわよね、だってあんたは、まだ乳飲み子なんだものね……アハ、アハハハ」

赤ん坊はやせ細った女の乳を、まだ生え揃わない歯で噛みちぎるようにして吸った。女はさして愛情を持ち得ない腕の中で、殺す勇気も出ない命をもてあそんでいた。

こんなことするために生まれたんじゃあないのよ。

私にはもっと、もっと、素晴らしい人生があるはずなのよ。

もっと綺麗な服をきて、もっと優れた旦那に抱かれて、もっともっと美しくなるのよ。本当じゃないの。これは違うわ。こんなのは違うの。

女は、毎日、毎日、鏡を見て呟いた。

「あたしじゃない」「これはちがう」「あんたは誰なの」

赤ん坊は辛うじて女の腕にしがみついていた。今はそれだけが生きる全てだったから。

毎日、冬空のような時間が流れる。さみしい風が家の中にも吹きすさぶ。

命が尽きないぎりぎりの生活が過ぎる。ただ生きているだけだ。

何が楽しくて、何が嬉しくて、何のために自分が在るのかが分からない。もっと必死になって、這いつくばって、生に執着出来ないものか。

女が壊れるのは、容易かった。

 

男は家には帰らない。金と遊び女が去れば、仕方なく戻ってくる。

戻ってきたところで、女から搾り取れるものがあれば奪い去り、用が無ければ寄りつきもしない。

女は、失った自我の奥底で考える。

「あたしのような存在があの男に、まだ何人もいるのかしら」

じゃあ、自分はこの街に、きっと何人もいるんだ。

こんな赤ん坊だって、何人も何人も。続いていく闇が連続して、絶えない。

「終わらせなくっちゃ」

女の子どもは「男の子」だった。生まれてから一度も笑ったことのない、ちっともかわいげのない赤ん坊だった。

――何故なら、赤ん坊は母親から笑いかけてもらったことがないから、笑うという概念が無いのだった。――

「終わらせるのよ……あたしで最後」

腕の中から、赤ん坊が落ちた。床に落とされた赤ん坊は、火がついたように泣き出した。その声が耳に響くのだが、ちっとも可哀想だとは思えなかった。

泣き止ませるのは、自分が五月蠅いと思うから。

泣いてはいけないのは、殴られるからだと知っているから。

涙なんて、体から水分が抜けるだけで、無意味だと思い知らされたから。

「まだ、そんな元気があるのね……楽にしてあげる。終わらせるのよ」

 

女の頭の中に浮かぶ男達は、次々と顔を変えた。

自分を殴った男、自分を蹴った男、自分を刺した男、自分を嬲る男、自分を襲う男、自分を舐める男、自分を脅す男、自分を殺そうとした男。

年老いた男、若い男、幼い男。

最後には必ず、父親の顔になった。

女がされてきたことは全て、父親にされたことだったからだった。

「ああああああああ」

床に転がったままの赤ん坊は、女の叫び声を聞いて瞼を開けた。

透き通ったブルーの瞳が、どんな宝石よりも美しく煌めいている。

女は自分をその透明な眼に映しこんだ。

涙が赤ん坊の頬に落ちていった。

女の脳裏に見知らぬ美青年が浮かんだ。

女によく似た少し神経質そうで、繊細なつくりの顔立ちの金髪の青年だ。

背はすらりと高く、たくましい体格で、見立てのよいスーツに身を包んでいる。

青年の口がひらく。

待ち望んでいた言葉だった。

 

「ママ」

 

女は赤ん坊の手を取った。

「嫌、嫌よ……嫌……、あなたを失いたくないわ……」

抱きしめると、確かに温かく、ぞっとする程柔らかい。

女は赤ん坊の頭や背中を摩った。傷は無いようだ。心臓が落ち着きを取り戻していく。

「あなたは神様よ」

女は続ける。

「あたしの世界の、たった一人の」

 

女は泣いた。

ただひたすらに、泣いて、泣いていた。

世界中の男が憎かった。世界中の誰もが嫌いだった。世界中の女が羨ましかった。

女は、ひとしきり泣きわめいたあと、台所に立った。

ほとんど水のようなスープを飲んで、痩せた胸に赤ん坊を抱いた。

赤ん坊は慣れたように乳首を探し出し、必死に食らいついた。

なんて、美しいのだろう。

「どうしてそんなに、あなたは生きようと思うの……?」

女は赤ん坊に問い掛けた。

赤ん坊は、小さな手や口を使って、夢中になって乳を吸っている。

「何か、いいことが待っているの?」

赤ん坊は、出の悪い女の乳を一滴も逃すものかと咥え続けている。

「誰か、会いたいひとがいるの?」

赤ん坊は、話しかけ続ける母親の顔を見上げた。

「ママに、教えてくれる……?」

赤ん坊は生まれて初めて目にした笑顔を、そっくりそのまま返した。

笑った目元が自分に似ていて、女はまた涙を流した。

 

母親は、あの美しい青年にいつか会える日がくるのだろうと信じて

また明日も生きてみようと思えるようになった。

 

 

 

 

――

習作です。

書いてみたら最初に考えたものと別物になってしまった。

 

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