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習作

薄い胸のくせに、柔い肌をしている。

舌を這わせると、ほんのりと塩味がある。浮かんだ汗の匂いがした。

浮き出た鎖骨から、盛り上がる肉の天辺へと目がけて、舌先が動く。涎れの道が少年の褐色の胸肌に作られる。

「あ……う」

そこだけは肌と違う色をしていて、縁取った円にはささやかな主張が尖る。

「ん……」

口に含み、二、三度と吸い込む。ちゅ、ちゅぱと音をたて、しこった先を口で食む。

「ん……うぅ」

少年の指が男の髪の中をまさぐり、抱き寄せるように包む。困ったように動く指先から、戸惑いと疑問が感じられる。

「はぁ……うぅ」

胸の肉ごと頬張り、更に強く吸引し、男は少年の背と敷布の間に腕を入れた。簡単に抱ける細身の体が、憎らしかった。

「あ……ッ、あ、かい……ばっ」

腕に力をこめると、応えるようにして少年は男の頭を乱暴に持った。背が浮き、胸が反る。男は口を離し、円らになった乳首をべろりと舐めた。

「ああっ」

一度顔を上げ、少年の顔を見下ろしてやる。上気した肌が艶やかに色づき、玉になった汗は飾りのように散らばっている。この世に、こんな綺麗な生き物がいるか。

「……嫌だ……」

「何がだ」

「こんなの、イヤだ」

「やめるか」

「それは……もっとイヤだ」

「わけの分からぬことを言うな」

「海馬」

重たげに持ち上げられた腕が、海馬の両の頬を包み、そっと自身へと近づける。

「もっと」

 

 

――

ママテムの練習をしようとしたんですけどアテムが甘えちゃったのでボツ

やっぱりいくら話を考えないといっても、ちゃんと目標はたてないと、ダメっすね

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