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父には成らず

冥界行き来の妄想の果てにあるのは、

やがて海馬瀬人が年をとる、ということ

 

そしてアテムは永遠の十六歳だということ

 

始めこそ、二歳差など気にも留めないだろう

 

五年、十年、二十年と、なれば、見た目も勿論、内面だって変わりゆくもの…?

容姿が変わってしまっても

アテムを前にしたら、十七歳に戻るんだろうな。そこはずっと同じだろう

それもまた、友達という存在。

 

ただ、床を共にするようになった場合の海闇は

年が離れていけばいくほどに、背徳感が増す

 

キャラクターの性分を考えれば、あまり有り得る妄想では無いけれど

単なるプレイのひとつとして

「父」扱いするのは、非常にエロティックだと思う

海馬君にもアテムにも、近親相姦の気はない

そこは大事なポイント

疑似の関係性に酔う、浸っていてほしい、だけです。

呼び名は、どうだろう。父上は絶対にないとして

父さん、お父さん、パパ……

お義父さん……ああ、危ない匂いですねえ。いいですねえ。

 

実際の所は、アテムはきちんと、父に愛されていた子だとは思うんです(父である以前に、アテムの前でも「王」であったかもしれませんが)

海馬瀬人、セトは、父を父として知らずか、無いもの。

故に、父への思慕がある……として、

ある種のコンプレックスがあり、それらを埋める為に、父と呼ばせる。

そういう昇華もあると思う。

 

でも、本当の「父親」には成れない性分だと思います。

女性との結婚が見えてきませんから…。(海闇サイトだからってのもあるけど。単に海馬瀬人という人間を個人として見ても、難しいと感じる)

成ろうとも思わなさそう。興味が無さそう。

以前、Aさんと海馬君の将来について話していた。

Aさんの「海馬くんは、モクバに子供が出来たら、可愛がりそうだよね」とう話に、納得した。

モクバには、良い家庭を築いてほしいと思っていそう説。

あると思います。

(個人間の)自分の幸福よりも、人の幸せを優先しているような、そんな人間。

目的や目標、夢はあってもそれらは、壮大なスケールであり、

個人の人生の幸せとは無関係であるものが多い印象だ。

それらは後回しなんだよね。

自分のために生きて、となると途端に腰が抜けてしまいそうな。

 

終わらない夢と、その道、それらが潰えた時に彼の命もまた終わりを告げるだろう。

つまり、夢がある限り、肉体を失くしてしまおうが、彼の命は存在し続けている、ということになる。

 

人類の宝となるのも、そう遠くはない。いや、すでにそうなっているのか。

海馬瀬人はやりおる男よ

そしてその男の原動力、力の根源、源となるアテムは、彼の核である存在か。

命・・・よ!

 

何度でも言う。

愛の先にあるのは、命

 

 

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