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愛ってなんだ

下の記事の続きになってしまうんだけど

 

海馬くんが王様に対してそう思っていることが健全であるとするなら

 

もし、もしも王様が海馬くんに対して好意の意を言葉にして伝えてしまったなら

海馬くんは非常に混乱すると思う

 

好意を向けられると思っていなかったから

自分が、負の感情を相手に対して向けることが前進するためのエネルギーになっていたから

反する感情を相手から向けられてしまうことにより、思考停止

 

周囲から見たら、海馬君の感情なんて、どうしても好意にしか見えないし

好き合っているようにしか見えないんだけど

そこは好敵手同士、男同士、という自身らの立場、状態を頭で理解して、確かめているから

そこが崩されてしまうと(または他者から穿った目で見られることで)

ものすごく腹が立つだろうし、汚された気になるんだろう

(つまり「腐女子、テメーだけは許さねえ」って感じよねッ!)

 

あとは、情熱が凄まじいから憎しみが強いということは

それが、反対の感情に変化したすれば

それだけ愛情も深くなるってこと

あれだけの執念見せつけられたら、そりゃ愛が重いだろうなってことは、御存じの通りって感じしますね

健康的な愛の示し方なら、まだしも

海馬くんだったら、どんな恐ろしいやり方をしても

きっと自分が狂ってるんだってことは絶対に自覚しないし

そもそも、疑問も持たないと思う

王様は、そういった態度や行動を恐れる前に、きちんと海馬くんを叱ってくれるんだろうな

周囲はとても引いてますよ!

王様でなくちゃいけないのは、そういった海馬くんに対して引くことも無ければ、言いくるめられることもなく、確固たる自身を持ち、己の言葉で海馬くんの間違いを言い示して、立ち向かってくれるだけの人間性と自己肯定感があるからなんだな。彼もまた弱い人間ではあるけれどね

王様がくじけそうな時は海馬くんが叱咤激励してくれるし…でも多分立ち直れるのは、遊戯や城之内くんのようなメンタルが強い子たちのおかげなんだよなあ。

そこらへんの登場人物のバランスが良いよねぇ

 

物語の中ではまだまだ彼らは10代だけど

いつか大人になっていけば、海馬くんだって精神的に成長するはずだ

海馬君に精神的強さが身につけば、それこそ鬼に金棒、向かう所敵なし!になれるんだろうな

でも、完璧な人間なんて、ありえないから

強さを支えてくれる、家族や大切な人が、彼のウィークポイントであることは、きっと変わらないと思う

大切になればなるほど、大事であればあるほど

失う怖さが付きまとうね

ましてや、一度、二度、……幼くして何度となくその経験をしてしまった海馬くんであれば

それがトラウマにならないはずがない

 

そう考えると、海馬君が王様を失ってしまった、17才から18歳までの間の月日は

地獄だったんだろう

 

そりゃ目に狂気宿るし、

遊戯から「もうここにアテムはいない」って言われたら

あんな顔するわな

一年の間(?)、それを支えにして頑張ってきたのを一気に否定されちゃったんだもん

泣かなかっただけ、偉いよ

あんなん普通は泣くよ

努力が無駄になったと思うもんな

それでも決してあきらめずに前を向いて

再会を果たしたんだから、海馬くんは凄いよ

 

えらいえらいって、たくさんほめてあげてほしいな

王様!

 

そんな海馬瀬人が死ぬわけないじゃん

死に向かうわけがないんだよ

 

死という別れを何度も経験して

死んだら終わり、というのを分かってしまっている子供時代を過ぎた男が

死ぬわけがない!!

 

元気に帰ってくるし

むしろアテム持って帰ってくるぐらいするわ!!

 

冥界暮らしってのも考えたけど

海馬君が現世での夢をあきらめるわけもないので、

人が不可能だと決めつけることを

全て可能にするくらいのバイタリティ持ってるわい

 

人類が「NO」と言い続けたことを

全て実現した男――海馬瀬人

 

っていう本が出版されるわ!!

 

 

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