屍
- 2015/11/23 20:46
打席に立たねばヒットを打てまい
という言葉が身に染みます
24時間、いつでもどこでも妄想しているよ
ユーザー「nenkoro」の検索結果は以下のとおりです。
アニメ見返してるよ
ジョジョの…一部の…最初の…1話の…エンドレスやねん…
OP、いいですね。最高ですね。ありがとうという気持ちだね。
語彙少ないのぉぉ
最近、感動したこと。
11月13日放送 がんばれ!クリームパンダ
アンパンマンは、大概の回がゲストの「~まん」「~姫」「~ちゃん」など、主に食べ物のキャラクターがアンパンマンワールドにやってきて、腕をふるう話が多い。そして、その食べ物を狙ったばいきんまんが騒動を起こして、アンパンマンが解決してめでたしめでたし。という12~15分が1本のお話。
そういったゲストのいない回が時折ある。
タイトルだけ見ると、クリームパンダが中心のお話っぽいのだが
この回はクリームパンダから見たアンパンマンの話だった。
所謂、日常回的な位置づけになるのかな。原点回帰とも言えるような内容。
この回でもばいきんまんはアンパンマンをやっつけようとして現れるんだけど、その中での二人の会話が良かった。
クリームパンダとアンパンマンが街や森をパトロールしていると、突如現れたばいきんまんは、アンパンマンを狙う。
「やめるんだ!ばいきんまん!ぼくは君と戦うつもりはない!」
「うるさい!そっちになくても、こっちには大ありだ!おまえはおれさまの敵だ!だから戦ってやっつけてやる!」
ばいきんまんの攻撃から身をかわしながら、一緒にいたクリームパンダを守るアンパンマン。高速飛行をし、雲の合間を抜け、ばいきんまんの視界を混乱させる。大岩?の前まで行き、自滅するよう誘導するアンパンマン。思惑どおり、岩に激突したばいきんまんは、そのままいつものようにフェードアウト。
クリームパンダは、どうしてやっつけなかったのかと訊くのだが
アンパンマンは「クリームパンダちゃんが無事ならそれでいい」と笑うのだった。
疑問に思いながらもクリームパンダはアンパンマンと一緒にパトロールを続ける。
すると、小鳥がアンパンマンの所にやってきて、何か困ったように訴えてくる。察したアンパンマンは小鳥に案内され、森の一部が水没しているのを発見する。森の動物たちは木に登り、何とかしのいでいる様子だった。
原因は、昨晩の嵐によって雷に打たれて折れてしまった大木が、川の流れをせき止めているからだった。
アンパンマンとクリームパンダは、力を合わせて大木を持ち上げる。水は一気に流れ出し、川は元の穏やかさを取り戻した。
森を浸していた水もなくなり、動物たちも笑顔になった。助けてくれたアンパンマンとクリームパンダに喜びを伝えるよう、たぬきは腹を叩いていたし、うさぎや猿は飛び回り、小鳥はさえずった。
やがて動物たちは、おなかがすいたとアンパンマンに訴えた。躊躇うことなく、アンパンマンは普段通りに自らの顔を与えた。
すると、ばいきんまんが再びやってきて、アンパンマンをやっつけようと攻撃をしかけてくる。
顔の欠けたアンパンマンは、なかなか力が出ない。そこでクリームパンダは助けになろうと必殺技を繰り出すのだが、まだまだ力が及ばない。返ってやりかえされてしまう。小鳥たちは、何とかしようと団結し、パン工場へと飛んだ。ジャムおじさんたちにアンパンマンのピンチを伝えると、すぐさまアンパンマン号に乗り込み、車内で新しい顔を作りながら、目的地へと急ぐ。
ばいきんまんがアンパンマンをやっつけようと、大槌を翻した時、焼きたての新しい顔が投げ入れられる。
新品の顔を身につけた「元気百倍」のアンパンマンは、いつもと同じようにばいきんまんをアンパンチでやっつける。そしてお決まりのように、捨て台詞を叫びながらばいきんまんはバイキン島へと帰っていった。
クリームパンダは、どうしてアンパンマンが格好良いのか、頑張れるのか、その理由が分かったと言う。
笑顔のアンパンマンは、またパトロールに向かうと言って、空を飛ぶ。
ジャムおじさんとバタ子さんは「それいけ、アンパンマン!」と飛んで行くアンパンマンに言った。
そんな感じです。なんで途中から物語りを書き出したのか謎。
そして、何故、ここにアンパンマンの感想を書いているのか。
もうお分かりでしょう……。
JD感じてるからでーーーーす!!!
ワーイ!!
わーい元気-!!
最初にばいきんまんが現れた時のやりとりが、そうですね。
もうまさにそうですよね。
アンパンマンは、ばいきんまん個人に対しては何の恨みも、憎しみも持ってないことが分かります。
けれど、ばいきんまんには理由があります。「自分の敵」である。ただそれだけです。何てシンプルで、何て真っ当な理由でしょうか。これ以上も、これ以下もありません。
それでも、アンパンマンは、自分に理由が無ければ、直接攻撃を下すことはないようです。
いつも誰かの為に、動いています。誰かを守る為が理由です。
それに対して、ばいきんまんはいつだって自分の為に動いていて、理由も自分自身の中から生まれてきます。
そこもまた相反している部分です。正反対です。
何に対しても、ジョナディオ感を嗅ぎ取ってしまう習性があるとは言え、いくらなんでもこじつけ過ぎじゃなかろうかとは思います。
通じるものがある、それだけでいいのです。
元々ジョナサンには、ディオと戦う理由は無かった。むしろ友好的だった。
初めからディオはジョナサンに対して、敵対心を持っていた。
向けられている敵意はジョナサン個人にではなく、立場や境遇そのものだったのではないか。
戦いを通して、ジョナサンとディオは深い関わりを持った。
それは他の誰かには分かり得ない、理解し難い情なのだと思う。
それこそ、当の本人同士にしか、分からないもので、誰もその領域には足を踏み入れられないものなのかもしれない。
それぞ男の世界。美しい世界!!!!
ありがとううれしい万歳!
なのである。
そうなのである。それもまたアンパンマンの話にも通じるものである。
アンパンマンとばいきんまんの関係も、他の誰かが入れるものではないのである。
白と黒、静と動、善と悪なのである。
どちらかがなくては成り立たないけれど、決して交わることがないのである…。
わーかなし!
悲しいからー、二次創作では交じらせるけどねー!だってそれが二次創作の醍醐味やんかーそうやんかー
その大元に萌えがあってこその、妄想なんすよね。そこが揺るぎない存在でなくてはならないのよね。
昔っから、そういうの好きだなあ。他人には理解されない関係というものが…。
分かりづらい友情や愛情というか
正しいとか、間違ってるとか、常識の物差しでは計れない不思議な間柄っていうんですかね。
だから、1部の最後の奇妙な友情がいいんですよねぇ。
あれもまた、本人同士にしか分からないものなんだよなあ。
好き
冬コミによしながふみさん出るのか!
オリジュネ同じ日なのか…!しかも東なのか!
オリジュネって何故か西のイメージが強かった
わー楽しみ!ケンシロ本読みたい~
11巻も楽しみだー
――
サイトカラーが天国DIO様の肌色っぽいことに今更気付いた
見慣れてくると天国DIO様愛おしくなってくるんだもんなぁ
ブログ読み返したら、意外と習作書いてあってまとめてないもんだと気づいた
推敲して形にしてから、サイトとSNSに上げよう
変に気を遣いすぎるからサイトに籠もろうと決めたのに
ちゃんとしよ!とか意識してるあたりが
小物!よのー
そんな見られてないから大丈夫大丈夫
見られたいような見られたくないような、この揺れる思い!
謎ですね
引きこもり露出狂
原稿やりまーす
――
好きなものやことに鈍い時がある
机の上にマイ胡椒と七味がある…辛子や山椒、ワサビもいっぱい欲しい派
そうか、私はスパイスが好きだったのか
シナモンも好きだ。市販のシナモンロールでは物足りなさを感じていた。
生姜、めちゃくちゃ好きだ。料理にもドバドバ入れちゃう。お茶も好きだ。
香辛料が好きだったのか…
タマネギを切った後の手をいつまでも匂ってしまうのも香辛料が好きだからか。
ジョナサンとディオはどうかな~。
ジョナサンは、嫌いな食べ物が想像出来ないな。甘い物もぱくぱく食べそうだし、みどりの野菜も山盛り食べそうだな~。魚も肉も好きだろうな。
マッスルメンだから、生卵も飲んでくれそうなイメージがある
反対にディオは、それしか無ければ我慢して食うという貧民街時代をへて
裕福な家庭にクラスチェンジしてからはやや偏食気味になってそうな気がする(戦後を体験したかのような…イモ嫌いとか)
でも好き嫌いが多いわけじゃなくて、高カロリー、高タンパク、高級な食べ物ばかり選びそう。塩分とりすぎよー
つまみ…的な…どれだけ偏った食事を取って、大酒を飲んでも、そんなに肌や身体には表れないんだけど(若さもプラス)ジョナサンよりか体力が劣るタイプ。そりゃそうだ。
体臭がきつくなりそうなのは、ディオかな~でも運動してるから平気かな。
インド系スパイスを好みそうなのはディオな気がする。オリエンタルなもの好きそうだからかな~
少年期のシノワズリシャツ可愛い
中華街行きたくなってきたな。
ごま団子食べたい
東名に乗ったのね♪びっくりするくらい中華~光の量は神戸と同じ~
毎晩、ぼくの寝室にインキュバスの義弟がやってくるんだが
義弟は、肌は驚くほど白くて瞳は青く、髪は金色をしている。
人当たりがよく、礼儀正しく、清らかな印象を誰もが持っていた。そして外見のイメージ通りに彼は信心深く、日曜の礼拝は欠かさなかったし、首にはロザリオが常に下げられていた。
誰が言い始めたのか知らないが、彼は彼の知らぬ所で「天使様」などと囁かれていた。
実際、絵画でよく目にする大天使は、彼のように柔らかな金色の髪をして、白い衣に劣らぬ肌色をし、瞳はグリーンかブルーだった。その時、彼らの周囲には白人しかおらず、世の中には肌や瞳の色がもっと多様であるという現実を知らぬままだった。
祈りを捧げる彼の横顔を、ジョナサンはたまにこっそりと覗いては、その人離れした美しさに見とれていた。
義弟は生まれ年は定かではなかったけれど、おそらくはジョナサンと同じくらいであった。
彼らは、双子のように育てられた。
身長や体格だけでなく、勉強やスポーツも彼らは競うように切磋琢磨し合って成長していった。
年月が進む内に、それぞれの個性が伸びていく。それにより、得意なことと苦手なことが分かれていった。見た目も中身も正反対であるはずの二人は、意識しあうために、何故か同じものを選ぶようになり、同じ趣向になっていった。実際、初めての恋の相手だって同じだった。町一番の、器量よしの娘だった。彼女が選んだのは異国の少年であって、二人は同時に失恋することとなった。この時ばかりは、お互い慰め合ったものだった。
そうして、彼らは少年から青年へと美しく逞しく、真っ直ぐに年を重ねた。
少年の頃に、悪戯が好きでやんちゃばかりしていたジョナサンは、落ち着きのある紳士へと変わっていった。
反対に、少年時代に真面目で清廉であったディオは、少々派手な男性になってしまっていた。
毎週、家族で足を運んでいた教会には、月に一度、父親が帰宅した際に揃って出かける程度になっていた。
それでもジョナサンは、まだディオの首にロザリオがかけられているのを見かけたことがある。
古いものなのだろうか。あまり高価そうではない。
もしかしたら、母親の形見なのだろうか。今となっては、尋ねる機会もなかった。
いつもシャツの下に隠すようにつけられている。襟の隙間から見える銀の鎖が証明だった。
十八歳と半年が過ぎた。その頃からディオは夜出歩くようになった。
「……とうさんが知ったら、きっと君を叱るから」
「フフ、そこは兄弟のよしみだ。黙っててくれよなァ、ジョジョ」
何故かディオはジョナサンの部屋を通って、その窓から抜け出ていく。玄関や裏口は、使用人たちに気づかれる恐れがあったし、まだ彼らを子どもと見なしている執事は夜遊びには反対だった。
それにジョースター卿の方針としても、酒や賭博にはいい顔は出来なかったし、女性関係は特に厳しかったのだ。
「朝食前には戻ってるんだから、まだまだおれは良い子だろう?」
そう言いながら、ディオはジョナサンの部屋のベランダに出る。そして事前に取り付けられていた梯子を使って、外へと出る。
ジョナサンは、追いかける気にもなれなかったし、無理に邸に縛り付けておく権限も持っていなかった。
「全く……、一体どこに行ってるんだか……。危ない事してないといいけどな」
窓辺に肘をつきながら、シルクハットの先が見えなくなるまでジョナサンは夜に消えていく彼の後ろ姿を眺めていた。
純粋な心配だけではない。面倒事に巻き込まれるのは勘弁してほしいからだ。
十代の後半にさしかかる頃から、ディオは押さえ込んでいた「本性」と言うべき性格が出るようになっていた。
気が短く、口が悪く、すぐに暴力に走る。ジョナサンが思うに、その「本性」のスイッチは飲酒だと予想している。
彼の本当の父もアルコール依存症で、酒びたりの毎日だったそうだ。
実の父親がそうだから、子どもである彼も同じ道を辿るとは限らないが、可能性は大いにある。
ジョナサンは、ため息が漏れた。
不安だった。
「ん……」
夜中、明かりを消さないままに横になってしまったらしい。
ジョナサンは眩しさに目を瞬かせた。
しかし起き上がって明かりを消しに行くのは億劫だった。布団を頭まで被り、再び眠りにつこうと寝返りを打った。
すると、下半身に違和感を覚えた。寝間着の裾が腹まで上がっている。
いくら厚手の布団をかけていても、何となく風通しがよくなった気がしてジョナサンは寒気に震えた。
身を竦めて、まくれ上がった寝間着を下げようとした。
足先の布団が、ふっと風に扇がれたように音もなく浮かび上がった。暖炉の消えた室内の空気は冷たい。ジョナサンは恐る恐る目を開けてみた。
何か、黒い影が足元で動いていた。
誰だ、と心の中で叫んだ。口に出して言うつもりだったのだが、うまく声が出せなかった。
恐怖に身が縮まりそうだった。
誰なんだ……。使用人だったらいい。けれど、何のつもりで居るのだろうか……。
物取りや、ましてや殺人狂だったら……。どうすべきかとジョナサンは思考を巡らせた。枕元には、何も置かれていない。ベッドサイトの棚まで腕を伸ばせば燭台がある。それなら武器になるだろう。ただ、気づかれずに動けるかどうかが問題だった。
ひやりとした感触が太股を這った。
「ひ……ひゃっ」
思わず悲鳴じみた声を上げてしまった。
ジョナサンは口元に手をあてがった。起きていることを悟られてはいけない。薄目を開けて足元を窺った。
「…………」
影はのそのそと起き上がって、ジョナサンを見下ろした。日焼けとは違うような、褐色じみた肌だ。このあたりでは滅多に見かけない肌色だった。蝋燭の明かりの下だから目にはそう映るのだろうかと、ジョナサンは明かりの下にある自分の肌を見比べた。日焼けをした白人とは明らかに違っている。
さら、と静かに絹糸のような髪がジョナサンの腹に散らばった。
五本の指がそろりとジョナサンの鍛え抜かれた腹筋の上をなぞった。ぞわぞわと足元から何かが這い上がってくるような気配にジョナサンは堪えた。
寒気で固まっていたはずの体が、相手の指に触れられていく内に熱を帯びてきた。炙られているようで、じりじりと痛みを覚える。
「……ッく」
影は体重をかけずに移動していく。ジョナサンは暑さを我慢出来ず、かけられていた布団を蹴り飛ばした。裸身が影の前に露わになった。
腹の上で笑うような声が聞こえた。ジョナサンは、瞼の上に手を乗せ、視線を隠した。向こうからは自分が目を開けているかどうかは分からないはずだ。
「ふふ……ふふっ」
ジョナサンが開いた両足の間に座り込んで、影――褐色の肌の人物は笑っていた。指先が徒に腹の上をまさぐり、意味を持って腰のあたりを撫でた。
「はあ……ッ」
ジョナサンは狭い視界の中でその人物の顔を見た。
石榴に似た鮮やかな赤い瞳、亜麻色のような色素の薄い褐色肌……、健康そうな体つきにブロンド。
似ている……。ジョナサンは確信めいたものを胸に抱いていた。
自分の義弟、ディオにとても似ていた。
しかし目の前にいる彼の姿形は、ディオとは全く違う。それに、赤い目の人間など、この世には存在していいはずがない。
「……ッあ」
ジョナサンは、これは悪魔だと思った。夢を食らう魔のものだ。今は十九世紀末だ。こんなおとぎ話や童話に出てくる幻想に出逢うとは思いもしなかった。
けれどジョナサンはすぐに考えを打ち消した。そんなものはいない。いるはずがないのだ。実際、誰も見たことがないから、作り話として語られているのだ。
なら、ここにいるのは本物のディオなのだろうか。悪ふざけをしているのか。変装でもして、ジョナサンを驚かせようとしているのだろうか……。しばらく思案している間、ジョナサンは呼吸すらも緊張しながら行っていた。
本物のディオなら……そろそろ種明かしといった頃合いだろうか。なら騙されたふりをし続けて、静観していようとジョナサンは決めた。
「ん……ふ」
口元に笑みを描きながら、ディオらしき悪魔はあろうことかジョナサンの股座に顔を埋めた。
流石にジョナサンもこれには驚愕した。冗談にも程がある。止めなければ、と起き上がろうとしたが。
ちゅっ、とやらしげな水音に腰がぬけた。
嘘だろう。そんな、まさか。思わず、神よ……と頭を抱えた。
「ン……んっ」
しゃぶっている。ディオの柔らかい唇が、ジョナサンの男性器を咥えている。それも、とても丁寧に、優しく、愛おしげに。
勿論、ジョナサンはこのような行為をされたことはない。女性にして貰ったことがない。ましてや男相手に、されるとは、それこそ夢にも見ていない。
――それともこれは夢で実はぼくの願望だった……なんて事は無いよな。
ジョナサンは衝撃のあまり視界に閃光が走る幻覚が見える。
人の口の中がこんなにも心地いいものだったなんて、ディオ相手に知るはめになるなんて。ぐちゃぐちゃと混乱した脳でかろうじてまともな意識をたぐり寄せてみたものの、快楽に弱い男はただその身を預けるだけとなった。
「はあ……っ、はあ……ッ」
奥歯を噛みしめて、何とか理性を手放さないようにジョナサンは我慢していた。
それでもディオは、くちゃくちゃと音を立てて、下品に貪るように陰茎を撫でくり回した。
ディオの手なんて、ラグビーの試合でお互いを讃えるときに握ったきりだ。
感触なんて覚えてない。こんな風に繊細に動くものだったろうか。
敏感な器官を、ふんわりと握る。上辺を摩る手や指が、慈しむようだ。
手指よりも、もっと柔らかくてぬるぬるとさせている舌や唇の動きは、目には見えない分とてつもなくいやらしく動いているのが肌から伝わる。
そこだけが別の生き物のように意思を持って、自由自在に動いていく。
舌先がちろりちろりと皮の剥けた部分を弄り、隙間に入り込むようにしてスライドする。
「はあ……う」
時折、ディオは口の中をじゅくじゅくと言わせながら涎れを垂らしたり、ジョナサンの先端から噴出している汁を粘つかせては、粘膜の至る所を濡らしていった。
根元を片手で支え持ち、微妙な力加減で射精を操作される。
快感が高まってジョナサンが腰を浮かせると、おいたをする幼児を宥めるようにしてきゅっと指に力が入った。すると、精はせき止められてしまう。
――何がしたいんだ……ディオ。いいや、この男はディオなのか? それともこれは現実なのか? 夢なのか。ぼくは起きているのか……ああ、もう……
混濁する意識は、ジョナサンの理性を壊す。非現実的な卑猥音に耳を犯され、初めて味わう性感に身体がどんどん支配されていく。ディオの舌と指と、唇と手に負かされそうだ。
「はあ……ああ」
じゅるり、と飲み込む音がする。ジョナサンは視線を落とした。
より深くディオはジョナサンの性器を包みこむ。口をいっぱいにして、喉奥までくわえ込んでも、全ては収まりきらなかった。口の奥のほうを締めて、器用にディオは顔を上下に振った。
「ふ……うっ、うっ」
ちゅっ、じゅっ、と規則的に舌とジョナサンの粘膜部がすり合わさる音が響く。散らばったディオの髪の毛先が、ジョナサンのふとももや腹に当たった。くすぐったさと、快感によってジョナサンは腰を捩らせた。
「あ……、あー……ッ」
寝ているふりは疾うに出来なくなっていた。ジョナサンは自分の顔を両手で塞いで、だらしなく喘いだ。
せめて、この快楽に墜ちきった顔だけは隠したかった。眼も、口も緩まりきっている。惚けた表情になってしまっているに違いない。
「ん……ッ!」
仕上げと言わんばかりに、ディオはジョナサンの鈴口にキスをしたままで、両手で扱き上げた。
涎れと先走り汁にまみれ、ぬるついてすべりがいい。素早く、少し強めに刺激が与えられる。
「ううっ」
にちにちにち、と粘着音がする。細かく刻まれる音の速さで、ディオの手つきが想像できた。
「……ッぐ!」
「ん……ッ! ぷあ……ッ」
陰嚢が引き締まって、ジョナサンは軽く腰を突き上げた。唇で受け止めようとしていたディオの口内の中に亀頭部が押し進んだ。
「はぐ……うう……」
熱射が勢いよく飛び出し、それからも短く何度も吐精が続く。その度にジョナサンはびくびくと腰を跳ねさせた。
「ん……んぐ……ン……ゥ」
いきり起った先端がディオの口蓋にすりつけられる。ざらついた感触が、果てたばかりの陰茎には更に快感をもたらした。
勢いが強かった初めは、ディオの喉奥に直接注がれた。むせそうになるのを耐え、ディオは漏らさぬようにしてしっかりと唇を閉じる。
陰茎と唇の間に隙間を作らないようくわえこみ、後からくる精射を受け止めた。
「はあ……ン」
飲み込むと、じんと舌が痺れた。濃度が強い味わいは、焼けるような感覚がする。
舌に残るわずかなジョナサンの精液を指先に垂らして、挑発的な視線を送った。
ジョナサンの演技は見抜かれている。ディオはまた指を舐めて、未だに上向こうとする男性器を撫でてやった。
「……フフ、まだ満足してないのか? ン?」
くりくりと人差し指が先端の丸みのある部分を触る。
「でも、今夜はここまでだ。もう夜が明けちまうからな」
「あ……」
ディオは身を持ち上げ、ベッドから去った。
ジョナサンは、訊きたいことが沢山あった。本当にディオなのか、ディオだとしたら何故こんなことをしたのか、これは一体どういうことなのか……疑問しかなかった。
しかし、ディオの影は瞬きをする間に姿を消し、ジョナサンは部屋にひとり残された。
「ディオ……」
名を呼ぶと、不思議と動悸がした。何度も呼んだ家族の名前だった。
「君は……一体」
きちんと閉めたはずの窓は開け放たれており、夜の香りが寝室に運び込まれてくる。
付けっぱなしだった明かりは、いつの間にか消えていた。
――
意識低い系タイトル
インキュバスは上に乗るものらしいので、正式にはサキュバス(下に寝る)なのか?
でも騎乗位ならいいんじゃない?
精液とミルクを勘違いするサキュバスたん可愛い
夢?というか妄想?寝入りばなに考えた話では、ちゃんと毎晩だった。
段階があって、フェラ→キス→本番の順に一晩ずつ展開が進むし
別に本格的なインキュバスルックスじゃなかった
習作はプロットたてずに気の向くままに話を考えてそのまま打ち出してるから仕方ないね
君が好きなんだとか云々
少年期のディオはごはんを美味しそうに食べている様子が無いので、
吸血鬼のときのほうがイキイキしてる感あるよねという気持ち
ジョナサン少年期のマナー無視食べ方は、実際目の前にしたら引くと思うけど、漫画的には勢いあってよし!腹へってんだなーって感じ
もしジョナサンが普通の男子中学生で、あの食事を作った母親がいたとしたら
食べ方が汚いと叱るだろうけど、微笑ましくも思うんだろう
ディオは「不味そう」に食事をとりそうということだ
何かデジャブあるなーと思ったら
大石さんとhydeだったわ
恵:ごはんを美味しそうに食べる人が好きなんですー
h:まずそうって言われる…
初対面のうたばんの回はめちゃくちゃニヤニヤするわ…
顔をくしゃくしゃにして照れ笑いをしまくるhydeに、けしかけまくるてっちゃんよ…あのやりとりが凄く好きよ
t:電話番号聞いとけ!!
幸せになってほしいと願ってるんだろうなっていう気持ちが見えるから、ほのぼのするね。
そして実際結婚したんだから凄いわ。めでてーわ。
個人的には先生もそろそろ落ち着いてほしいなーっておもうだ。
7年くらい前に婚約した噂が流れた時ざわついたけど、そんな事実はなかった。悲しい…
けん氏はあのままフリーダムを貫いてほしいです。一見すると堅実そうな道を歩みそうで何気なく危うい人だから、自由さがいいのかなぁ…
映画やら本やら読むと、良い意味でも悪い意味でもムードメーカーなんだとうかがい知れる。何気なく、さりげなく気を回されているんだと思う。(腫れ物扱いではなく)
うおおおJDの話題よりラルクの話題が長くなってるやんけー!?
もう語る人も身近におらんしな
上がりすぎなんよ…
現パロ?
行儀がいいと言えば聞こえがいい。
けれど、ジョナサンからすればその様子はとても不幸に見えた。
「嫌いなの?」
先に食べ終わっていたジョナサンは、コーヒーカップを手にしながら訊いた。
「どれが」
「そのトレイに乗ってるの全部」
問われてディオは視線を落とした。至って普通の学生食堂のランチだった。コーンスープ、グリーンサラダ、チキンソテー、野菜と豆の炒め物、パン、それと紅茶。
「いや」
「そう?」
「食事が終わったのなら、どこかに行けばいいだろう」
「君を待ってるんじゃあないか」
「…………そうかい」
ヒューハドソンには、”ペア制度”というおかしな伝統がある。寄宿学校にあるファグ制度とは違い、同学年の生徒同士が組むものだった。
入学時に自動的に組まされるもので、その相手がどのようにして決まるかは、学年毎に様々な方法で決められる。学年主任の気まぐれであったり、またはその年の生徒代表が好きに取り決めたり、または相性占いであった年も、あるとかないとか、噂されている。
ジョナサンとディオが入った年は、「生徒の自主性と自立心を重んじる」という何とも適当な決め方になった。最良の自分の相方をつけないと、大変な学生生活になる……とは上級生が新入生たちにしたアドバイスだった。
たまたまジョナサンとディオは、偶然にも兄弟だったので、よく見知った相手のほうが何かとやりやすいという意見が珍しく一致したので、めでたく二人はペアとなった。
ペアの制約の中にはこう書かれている。
・一年の間は、校内での行動は必ずペア同士ですること。
「休みになっても、おまえの顔を見なくちゃならないなんてな」
「まあ仕様がないよ。でも気楽だろう? ぼくは君で良かったと思ってるよ」
ディオは口を閉じたままで鼻から息を漏らした。
鶏の皮をナイフで切る。ぶよぶよとしか感触が刃先から伝わる。もう少しカリカリに焼いてくれないだろうか。ディオはいらつきながらナイフを動かした。
「友人はたくさん出来たけど、一日中一緒にいるんだったら、君のほうがましさ。ぼくって、どうやらいい人だと思われてるみたいだからね。そう思われてる内は気を遣うだろ。君ならぼくの家での姿も中身も知ってるから、本当楽だよ」
「そういうの何て言うか知ってるか」
小さく切り分けたチキンのカケラを口に運びながらディオは言う。
「偽善者」
「いいじゃあないか。何も悪いことはしていないよ。むしろ良いことしかしてないよ」
「おまえのファンが泣くな」
味付けの濃い野菜と豆の炒め物を、片付けるようにしてディオは次々に口に入れていった。火を通しすぎている野菜たちはぐにゃぐにゃとした食感がして、ディオはますます眉間の皺が深くなった。
「ファンって、何だい」
ジョナサンはぷっと吹き出して笑った。ディオの冗談だと思ったようだ。
しかし真面目な口調のままで続けられる。
「おれだって信じられんが現実にいるんだから、認めざるを得ないな。おまえに夢を抱くやつは、そこそこ居るんだよ」
「そんなこと言ったら、ディオのほうがよっぽどだろう」
「おれはルックスが九割だな」
「うわあ。すごい自信」
ジョナサンが茶化して大きく体を揺さぶると、ディオはテーブルに肘をつきながら手にしたフォークを噛んだ。
「あのなあ、これでも苦労してるんだぞ。ブロンドにブルーアイ、しかもこの美貌。得する分、損だってしてきてるんだ。ブルネットのおまえには分からんだろうがな」
「確かに。ハーレクインやメロドラマはヒロインがブロンドで、ヒーローは大体ブルネットだね」
「……それだ。その馬鹿みたいなイメージが悪い。この高身長と、鍛え上げられた肉体の男だっていうのに、おまえとペアになんてなるから、王子と姫みたいな扱いをされるんだ」
ディオはすっかり冷め切ってしまった紅茶を喉を鳴らして飲んだ。男らしい飲みっぷりだ。
「はははは、そんなの気にしてるんだ」
ジョナサンは明るくからからと笑い飛ばした。
その大らかな笑い方がとても似合う白い歯をしている。ジョナサンは生まれつき歯並びがいい。幼少期もそうであったし、成長してからもきれいに生え揃った。
ディオは小さな頃も、成長した今も、犬歯が人より尖っていて「吸血鬼のようだ」と揶揄されるのがコンプレックスだった。そのため、食事の際も最小限にしか口を開かない。
「そうさ。おまえと並ぶと、おれは自分の欠点が目につくようになる。……だから嫌いさ」
「ぼくが?」
「ああ」
「そういう大事なことは、ちゃんと目を見て、ぼくの名前を言ってくれなきゃ駄目だな」
ジョナサンはコーヒーカップを両手に持って、少し声を低くさせる。覗き込むように視線が送られる。
冷めたスープが薄く膜を作っている。ディオはわざと焦点をずらして顔を上げた。
「ジョジョ、おまえが嫌いさ。前から。いいや、出逢った時から。生まれる前から」
「……やれやれ」
ジョナサンはぼんやりとした目つきのディオの頭を軽く撫でた。
たまに、ジョナサンはディオを年の離れた弟のように扱った。
ディオのどんな発言も、度を過ぎた暴力でさえも、ジョナサンは年の離れた兄のように対応することがあった。
「紅茶のおかわり貰ってくるよ」
自分のカップとディオのカップを器用に片手で持つと、ジョナサンは食堂のカウンターへ向かっていった。
ディオは、少し脱力して皿に残っている料理を眺めた。
チキンがあと一口半、スープは三分の一ほど。
ぬるいスープを流し込むように喉に入れ、チキンも無理矢理にねじこんだ。
頬がわずかに膨らむ。咀嚼しながら、ディオはジョナサンの遠い背中を探し出した。
校内でも一等、背の高いジョナサンは人混みにいても、目立ってしまう。
派手な様相もしていないし、顔つきも、ディオからすれば普通だった。
これといって変わった特徴のある人間ではなくて、面白みの欠けるやつだという評価をつけてやりたいくらいだった。
つまり、ディオはジョナサンが好きじゃ無かった。
嫌いでよかったのだった。
平気で本人の目の前でそう言える。
「お待たせ。あ、食べ終わった? ならグッドタイミングだね」
屈託無くジョナサンは笑うのだった。
するとごく自然にジョナサンはディオのトレイを返却口へと持って行ってしまった。ディオは口の中に残った鶏肉を飲み込むのに忙しかった。
端から見れば、このようなやりとりがよからぬ噂の元なのだろうな、とディオは考えた。甲斐甲斐しく世話をやくジョナサンは阿呆だ。
「どこが王子なんだ。あんなやつは、馬番が似合いだろ」
王子様は、他人の面倒はみない。
王子様は、泥にまみれない。
王子様は、善人なのだ。
「……もしかして……」
ジョナサンはゆっくりと歩いてくる。いつもディオへ近づくときは、本当に真っ直ぐに見つめたまま歩みを進めるのだ。少し不気味なほどに。
「おれは……ジョジョに」
「はい、お砂糖と、ミルク。入れちゃおうか」
慣れた手つきでジョナサンはカップに砂糖とミルクを多目に注いだ。スプーンで混ぜれば茶色が薄まって乳白色の飲み物へと変化する。
「甘やかされているのか?」
「今頃気づいたのかい」
ジョナサンは出来あがった食後のミルクティーを差し出しながら、呆れた風に笑っていた。
習慣となってしまってからは、ほとんど反射的にディオはそのカップを受け取っていた。ジョナサンの愛情が溶け込まされているような舌が痺れるほどの甘い飲み物を口にした。
――
わりと友情
ポッキーの日らしい話を書きたかったのに全く関係なくなった
セボンスターはたまに買います。心は幼女なので…
サイト見てたら、最新カタログにこんなんあるじゃあないですかーやだー
欲しいぃ~かわいい~
DIO様~
スターハートって名前がよかとですね。
そのモチーフはJDですからね。ありがとうね。
そんでもって色合い~何~DIO様意識なのぉッ!?
うーん可愛い。
――
セーラームーンのミニチュアリー3、めっちゃいいじゃあないですか
エターナルアーティクル出すなら、エターナルティアルのスティック&ロッド出しませんか?
スターズはなかなかグッズ化してくれないけどスティック系では可愛くて好きなデザインだ
他に出すと行ったらなんだろうか…何か出てないロッド系あったか?
変装ペン?
制覇は出来ないけど、色々集めてる…たまに眺めてにやつくだけ…
――
解析つけてないから、拍手の時間帯でしか把握してないけど
一時期は朝方の閲覧が多く
最近は深夜から朝が多いか
そういや更新が深夜~朝方だもんな。夜早く寝て、早朝起きて作業するタイプなんや。
エロ小説、夜寝る前読みたい派
朝とか昼間は違うんだよなー
書くのも。
でも締め切り間際はそんな悠長なこと言ってられないんだろうね…
頭の中のイメージが全部形になってくれりゃーいいのにねー
過程も楽しいんだけどさ
1部で好きなシーンは山ほどあるけど、ツェペリさんから波紋を受けて治った腕で枯れ木の花を咲かせるジョナサン
やたらと好きなので、そういう話を書きたかった。(下の習作)
波紋で治療や再生するという描写が好きなんだと思う。
ディオが生命を奪う吸血鬼で、ジョナサンは生命を修復する波紋を持っている。この相反する能力の二人の息子であるジョルノが生命を作り出すスタンドの持ち主
というのがなんとも不思議で奇妙で、たまらなく好きであります。
GEがジョナサンよりでレクイエムがディオより(DIO)と思わせるのがなんとも…原作読んで若干理解しきれてない感があります……が。
合法ショタ話は、ちゃんと書いてからアップする予定です。
そのうちそのうち…
いっぱい拍手(仮イイネボタン)押されてて嬉しいっす
単純なので「わーいがんばるー」ってなる
ありがとうございます
習作
生まれつきの波紋使いのジョナサンは、無意識のうちにその力を利用していた。
たとえば、父親の体調が悪くなると、「手当」だと言って背中をさすった。すると、父親の体温は上がりみるみるうちに回復していった。
執事の老人が腰を悪くしたと言えば、父親にするのと同じようにジョナサンはその手の平で腰を撫でた。
執事は、初めこそ「まるで息子に看病されているようです」と嬉しそうに言っていた。だが、だんだんと悪い場所が良くなっていくのを身をもって実感し、ジョナサンの不思議な力を恐れた。
「ぼっちゃまは、神の使いか何かかもしれない」
執事は、幼いジョナサンが無邪気に使いこなす力が、世間に知られるのを心配した。
「いいかい、ジョジョ。ジョジョのこの手は魔法がかかってる。その魔法は誰かを助ける力にもなるし、自分を滅ぼす呪いにもなる」
「とうさん…でも、ぼくは」
「ああ、ジョジョ……おまえはちっとも悪くはない。むしろ天使のような子だ。だからこそ、私は怖いんだよ……、お願いだから、言うことを聞いておくれ」
「はい、とうさん……」
小さな子どもは、よかれと思ってその力を使っていた。
みんなが喜んでくれると思っていた。
みんなの為になると思っていた。
何より、父親に褒めてもらいたかった。
それなのに、全ては真逆の結果となった。
父は悲しみ、父は恐れ、皆は不安そうに自分を見るのだった。
笑ってくれるのだと疑わなかった。みんなが幸せになれると信じていたのだった。
ジョナサンは、人に力を使うことを封印した。
それでも、時々、庭にある元気のない木に手をかざしてゆっくりと深呼吸をし、体内で力を練った。
ほんの僅かに、手の平から力を放出すると、木がほんのりと温まる。
そして、木の緑の葉が生き生きとした色に変わっていくのだった。
少年は一月に一度、確かめるように行った。
青年は一年に一度、忘れないために続けていた。
そしてジョナサンは何事もなく、平和に過ごし、父や祖父も通っていたヒュー・ハドソンへと進んだ。
大学では寮生活を望んだ。父親は、反対していたが、数年だけでも親元を離れて暮らしてみたかったのだ。
十九の春だった。
寮生活にも慣れた頃、ジョナサンは一年に一度の儀式を思い出した。
花が咲く季節になると、自然とその力について頭がいっぱいになる。
本当は、そんな力なんて自分には無くて、ただの夢だったかもしれない。幻を見ていたのかもしれない。そんな風に思うこともあった。
ジョナサンは、校内の人気のない場所を探した。
大きな本校舎の影になっている、暗くて陽のあたらなそうな場所に、木々がひっそりと植えられている。
「やあ」
ジョナサンはその木の中でもやせ細った一本に声をかけた。
「元気かい」
木は答えるはずもない。ただ、風に飛ばされないようにと根をしっかりと地面にはるので精一杯といった所だ。
「君だって、きっと綺麗な花が咲くんだろうね」
ジョナサンは木の枝と握手をするように握った。
息を吐ききり、そして口を大きく開けて空気を吸い込んだ。
そして意識を高め、ジョナサンは手の平に集中する。
この感覚は、本当に奇妙だった。体の奥で生まれた新たな力が呼吸によって、らせん状に渦を巻く。そしてその渦はやがて波紋になって広がり、次第に大きくなっていく。力が最大限にまでなるその瞬間、ジョナサンは目を開き、息を止めた。
そして、木に対して力を一気に送り込む。
外気に触れた時、閃光が弾け飛ぶ。
「……ああ……、ほら」
木は音もなく静かに成長していった。若い芽がつき、膨らみ、花が咲く。
白い花がジョナサンの頭上に、目一杯咲き乱れた。
甘い香りを放ちながら、花は喜ぶように花びらを揺らした。ジョナサンに語りかけるように、そっと抱きしめるように、葉や緑がジョナサンの肩に触れた。
「綺麗だね」
ディオ・ブランドーは、成績もトップで、所属している部活動の中でも一目置かれる選手として活躍していた。最上級生になる頃には、間違いなく学校を代表とする生徒になるだろうと、自負し、他者も認めていた。
そんなディオにとって、学内の人物はみな同じ顔に見えていた。どの人間もつまらない。優れた自分にとって、有益になる人間が居ないと思っていた。
部活の仲間も、そうだった。彼は、部活動以外の付き合いはほとんどせず、チームプレイが重要視されるラグビーでも、いつだって個人主義のスタイルを貫いていた。それでも、彼の功績によって、チームは順調に勝ちを掴んでいったので、誰も文句がつけられなかった。そんな性格と行動をしているのにも関わらず、ディオを嫌うものはいなかった。憎まれることはあっても、それは憧れの裏返しのようなもので、ディオは良い意味でも悪い意味でも愛されていた。
けれど、ディオは誰にも関心がなかった。興味も無かったのだった。
彼もまた、校内で人気のない場所を求めていた。
堅苦しい寮生活の中で、孤独に浸れる場所を探すのは、彼にとって日常だった。
最近は、気に入りのスポットがあった。
本校舎の裏にある、古びたベンチだった。
おそらく、不要になったものだろう。塗料は剥がれ、風雨にさらされ続けた為に今にも崩れそうなほどに痛んでいた。
それでも構わなかった。静寂が恋しかったのだ。
今日もまた、その場所へとディオは足を運ぶ。何かと「付き合い」をすすめてくる上級生や、異様に慕ってくる下級生、自分たちの仲間に引き入れたい同級生を振り切り、ディオは足早に校庭を進む。
しかし、久々の晴天の元、外には学生が多かった。
邪魔な生徒達の間を縫い、ディオは何か良からぬ予感を抱えながら、校舎裏にたどり着いた。
そしてディオは目撃した。
木に語りかける、妖精のような人間。
いや、ただの大男だ。名前は知らない。ただ見たことがあるような気はする。髪は癖のある黒髪。背はかなり高い。
「何だ、気違いか?」
ディオは口が悪かった。差別的表現も、平気で口にするようなタイプだった。
「…………ぼくは、……けど……」
ディオは堂々とその様子を眺めていた。隠れる必要は無いと思った。それに、大男は木に夢中でディオの存在に気づいていない。
「……君は……だ」
何か囁くように話、それから男は木に抱きついてキスをしていた。
「……はあ?」
思わずディオは顔を歪めて、まさに意味が分からんというため息を漏らした。
すると、男――ジョナサン――は、すぐにディオのいる方向に体ごと向けて、しっかと目を見開いて硬直していた。
「……君は……ディオ・ブランドー……ッ!」
ディオはその場に仁王立ちをしていた。自分の名が知れていることくらい分かっている。他人が自分の名前を呼ぶのは慣れていたので、何の疑問も持たなかった。
「ここで何をしている」
ディオは不快感を表したままの目つきでジョナサンに問い質した。
「ぼくは……その、ええと」
「いや、その前に、……おまえ、人間か?」
ディオはジョナサンのことを知らなかった。ここの学生かどうかすらよりも、果たして”人”であるかどうかの方が重要だった。
「ぼくのこと……もしかして覚えてないのかい……」
ジョナサンはほっとしたような、落ち込むような気分で尋ねてみた。
「会ったことあったか?」
ディオは腕を組みながら、未だ皺のよった眉間をきつくさせたままだった。
「ほとんど毎日、顔を合わせてる……はずなんだけど」
「ルームメイト……ではないし……」
ディオにもルームメイトはいる。四人部屋なので、三人はいるはずなのだが、こんな背の大きな黒髪は居なかったはずだ。ディオは脳内のリストにチェックマークをつけた。
「ジョナサン・ジョースター。クラスメイトで、同じ部活なんだけど」
「そう……だったか?」
遠慮がちにジョナサンが告げると、ディオはチェックリストを頭の中に浮かべる。クラスメイトは多すぎるし、部活のメンバーも記憶は朧気だった。
クラスには黒髪は何人もいるし、ラグビー部は背の高い体の大きな男ばかりだ。
クラスメイトの黒髪を浮かべつつ、ラグビー部の黒髪を数えてみる。
すると、何となくディオの中でジョナサンという人物が一致した。
ディオは目を細めながら、ジョナサンに近づいていった。
「グリーンの入ったブルーアイか」
ディオは脳内のリストにジョナサンという項目を作り、特徴に書き込んでいった。
「生憎、人の顔を覚えられない質でね」
まじまじとディオはジョナサンの顔を見つめた。
「人嫌いの孤高の天才……って、みんな君のことそう呼んでるよ」
「へえ……そりゃあ有り難い。何一つ間違っちゃいないよ。孤高! まさにこのディオに相応しい。天才! 最高だね。……ただ人嫌いってのは、違うな」
ディオはジョナサンの目の前に立った。誰かと顔を見合わせて話すのはいつぶりだろうか。しかも自分よりも背が高いらしい。首が上を向く。
「このディオが興味を持てるような人間がここには居ないだけのことよ」
ジョナサンは、初めてあのディオと話しているのだと意識すると、何故だか緊張してくるのだった。
ただの同じ年の男じゃあないか。それなのに、こんな風に変に汗をかくなんて、おかしい。ジョナサンは近づきすぎているディオから離れようと一歩後ろに下がった。
「そうかい。それじゃあ、ぼくのことだって知らなくて当然だったよね……じゃあ、ぼくはこれで」
どうしてこんなにも動悸がするのか、ジョナサンには理由が分かった。報われなかった初恋の相手が、目の前にいるディオと同じ金髪で碧眼だったからだ。そして何より、美形だ。今まで遠くからしか眺めたことのなかった相手だった。本物の美人というものは性別問わず、人を惑わす魅力があるものだ。その所為でジョナサンは妙にぎくしゃくとした。
「待て」
ディオは顔に似合っているとても通る美しい声で、ジョナサンを引き留めた。ジョナサンの進行方向を塞ぐ形で腕が木に触れる。
ジョナサンの真後ろには、あの木が立っていた。ディオは、違和感をもった。木の表面がほのかに温かい。それに、昨日まで枯れ木同然だったはずの木が瑞々しい緑の葉をつけている上に、見事な花まで咲かせている。
「おまえは……何ものだ?」
ジョナサンは先ほどまでとは違ったディオの目つきに息を呑んだ。
前の質問は、純粋な問いかけであり、ディオにとっての「誰」かという質問だった。今のは違う意味を持っている。
ディオは後ろの木を見て、ジョナサンの正体を明かそうとしているのだった。
「……言っただろう? ぼくは君のクラスメイトで、ラグビー部の仲間の」
「しらばっくれるつもりか? おれが訊いてるのは、そうじゃあない」
ジョナサンは更に汗をかいた。どうしよう。どうしたらいいんだろう。
もっとちゃんと父親の言うことをきいておけば良かった。誰かに知られることが怖いことだと、分かっていたのに。
よりによって、彼に知られてしまうなんて。
「奇術? まじない? それとも、マジックショー……そんなわけないよなあ、ジョジョ」
「あだ名……知ってたのかい……」
「おれの頭の中には膨大な量の情報が入ってる。不必要な記憶は仕舞っておくだけだ。今、おれの中で君についての資料を引っ張り出してきただけだ。全生徒の名前、ニックネーム、誰と仲がいいか、成績、部活動、お望みなら、どんな奴のプロフィールだってこの場で言ってみせよう……。なあ、ジョジョ教えてくれよ、君が一体何もので、今君が何をしていたか!?」
「……ッ!? ディ……オ」
ディオはもう片方の手を木に打ち付けるようにして、ジョナサンを囲い込んだ。ジョナサンは驚きのあまり身を竦めた。
「妙なことをしていたよなァ……こうやって……木を恋人のようにして抱きしめて……」
ジョナサンは出来るだけ彼を刺激しないよう、大人しくしていた。ディオは、先ほどのジョナサンの動作を真似て、顔を近づけてくる。
「それからぶつぶつ囁いていた。この木に何を言っていた?」
「何も……ッ、独り言だよ」
「そうかい……? それから……」
ディオは木ごとジョナサンをきつく抱きしめる。
「こんなことまで」
「う……ッ! うわあああっ」
唇が近づいてきて、ジョナサンは思わず叫び声を発していた。それから、ディオの胸を押して、彼を転ばせてしまった。
「……痛いじゃあないか……」
「す、すまない……でも、君が……へ、変なことしようとしてたから……ッ」
ジョナサンはほとんど混乱状態だった。涙が出そうになってしまって、自分の頬を叩いた。
「君のせいで手から血が出た」
転んだ際に両手で地面を打ったディオは、皮がめくれて血が滲んだ手の平をジョナサンに見せつけた。地面に座り込んだままで訴えてくる。
「ごめん……このことについては、申し訳ない」
ジョナサンは膝をついて、ディオの手を持った。手には、まだ波紋の力が残っていた。
「……んっ……何……ッ」
ジョナサンがディオの両手を持った時、光を放った。傷口はディオの目の前で元に皮膚に戻り、わずかに流れた血の跡だけが残った。
「あ……っ……あ」
ジョナサンはすぐに手を放したが、ディオはそれを許さなかった。
「おい……傷が治ったぞ。おまえ、この木も、おれの手にも何をした?」
「何もしてない! 何も……何もしていない。ぼくは……ぼくは、何にもしていないったら……ッ!」
「何故、そんなに頑なになる? おい、こっちを向け、ジョジョ」
どうにかしてディオの手を外そうと暴れるうちに、ジョナサンは地面に倒れ込んでしまった。
その身の上に覆い被さるようにして、ディオはわめくジョナサンを押さえ付けた。
「してない……ぼくは、何にも悪いことはしてないよ……」
少年のような無垢な瞳をして、ジョナサンは涙を流し始めた。
「……良いことだって思ったから、みんなのためになると思ってただけなんだよ……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……怒らないで」
「怒ってない」
急に泣きじゃくり始めたジョナサンに、ディオはどう対応していいものか悩み、ひとまず手を離した。
「怒ってるよ……顔が怖い」
「元々こういう顔つきなんだ。慣れろ」
涙を手の甲で拭いながら、ジョナサンはゆっくり起き上がった。ディオは人を慰める方法を知らなかった。
「おれは訊いただけだろ。何も泣くことはないじゃあないか。これじゃあおれがおまえを虐めてるみたいだ」
「ごめん」
「謝るな。そういう所が虐めてるみたいだと言ってるんだ!」
「ご……いや、……うん」
冷静さを取り戻すと、ジョナサンは顔が赤くなってきた。まともに会話すらしたことのなかった人物に、友人や家族にも滅多に見せない泣き顔を晒したのが甚く恥ずかしかった。
「おまえって忙しいな」
「……え? ぼくが?」
「泣いたり赤くなったり、馬鹿ってみんなそうなのか」
「どうかな……泣いたり赤くなってるのは、君の所為だと思うけど」
あまりに簡単に罵倒されたので、ジョナサンはディオに対して遠慮するのはやめた。
「だって、そうだろ。馬鹿はおれの顔を見て赤くなったり泣いたりするもんだ」
「……みんな君のこと好きなんだよ」
校内でディオに憧れる人間は大勢いる。もしかしなくても、全生徒がそうかもしれない。
生徒だけではない。教師だって、校内で働く職員や、パンを売りにくる娘だってそうだろうし、街に出れば誰もが魅了されるだろう。
ジョナサンはどうだろうか。
同じクラスにいても、同じ部活であっても、彼をこんなにも意識したことは今まで無かった。
別の世界の人間としか思えなくて、きっと関わりを持つことはないのだろうと決めつけていた。
「……ジョジョ、おまえもか?」
ディオは真っ直ぐにジョナサンに尋ねてきた。
相変わらず、何の感情も映し出さない目をしていて、唇も最低限の動きしか見せない。
「君を……ぼくが?」
「そうだ。おれの所為で赤くなったり泣いたりしてる。おまえは言っただろう、それは『おれのことを好きだから』と。なら、おまえもおれが好きなのか?」
「ち、違うよ! 君のこと好きなみんなは、こうやって話したり、何かあってそうなるわけじゃあないだろう? ぼくは君に変なことされたからそうなったわけで、君のことが好きだからじゃあないよ!」
ディオはジョナサンの顔を瞬きもせずに、きょとんとして見つめたまま動かなかった。
「……おれは今、非常に傷付いている」
「へ、……えっ?」
「おまえに、好きじゃあないと言われて、こんなにも不愉快になるとは思わなかった。その事実に傷付いている。こんなこと初めてだ」
「へ、へえ……そうなんだ。それは、本当……びっくりしただろうね」
「ああ、顔には出て無いがな」
ディオの言うとおり、表情の変化は乏しかった。ジョナサンの方が、目を真ん丸くさせている程だった。
「そうか。おれのことが好きじゃあないから、キスを嫌がったんだな。……つまり、このディオよりも、あの木のほうがジョジョは好きということになる」
「……いや、待ってくれ、ディオ。君が何を言いたいのか、ぼくにはちっとも」
「そうだろう? ジョジョはあの木にキスしていたな。おれは向こうで見ていたんだ。今までおれのキスを拒んだ奴は居なかったぞ。男も、女もだ」
「それは、そうなのかもしれないけど、それがぼくに何の関係があって……いや、待ってくれ、ディオ。ぼくたちは一体何を問題にしてるんだい!?」
「そんなことはどうでもいい。おれは、おれを否定する奴が許せんのだ。おれを拒むな! 受け入れろ、ジョジョ!!」
「う、うわああああッ!!??」
再び、ジョナサンは押し倒され、ディオは半ば強引に唇を奪っていった。
――
何の話やねん?